春になると夏の本格的な時期に向けて、100均ショップにカブトムシやクワガタの飼育用品が並び始めます。
その種類や数量は、今やホームセンターやスーパーのそれをしのぐ程です。
そんな100均業界から、今回はダイソーの昆虫飼育アイテム最新版をお届けします!
今回の記事では、
- 最新版!ダイソーのカブトムシ・クワガタ飼育用品
- ダイソーのカブトムシ・クワガタ飼育用品の注意点
- ダイソーのカブトムシ・クワガタ飼育用品のメリット
- 僕のダイソー飼育用品の体験談
について解説します。
僕自身カブトムシやクワガタ飼育を始めて、もう何年も経過しています。
「僕のダイソー飼育用品の体験談」では、僕が実際にダイソーの飼育用品を使用した経験談について解説していきます。
ぜひ最後まで読んでください。
最新版!ダイソーのカブトムシ・クワガタ飼育用品
ダイソーのカブトムシの飼育用アイテムは、年々変化していっています。
進化していってるアイテムもありますが、逆にお得感が薄れてしまった物まで様々です。
- 昆虫ゼリー
- 飼育ケース
- エサ皿
- のぼり木
- コバエ防止シート
- 飼育マット
以上の飼育に必須な6点を紹介します。
昆虫ゼリー
ダイソーの昆虫ゼリーは、そのお得感に一時期品切れ店舗が続出したほど、話題に上った商品です。
もちろん専門の昆虫ゼリー程、栄養価は高くありません。
トレハロース入りではありますが、カブトムシやクワガタに一番必要な栄養価であるタンパク質が不足しています。
それでも飼育環境次第では、10月まで生きてくれることもありますので、成虫用のエサとしては問題はないでしょう。
ダイソーの昆虫ゼリーは、2022年で18個入りで110円でした。
それが2023年には16個入りで110円になっており、翌2024年には12個入りで110円になっていたのです。
物価高の影響なのでしょうが、年々お得感が薄れてきいるのは悲しいですね。
おすすめの昆虫ゼリーはこちら⬇
飼育ケース
ダイソーの昆虫用飼育ケースは、大きくわけて3種類あります。
小・中・大と、大きさで変わってきます。
タイプとしては、普通のホームセンター等に売られているものと同じです。
プラスチックの入れ物に、網状に空気穴が開いているフタがついています。
大きさによって値段が変わります。
- 小・・・110円(税込み)
- 中・・・330円(税込み)
- 大・・・550円(税込み)
小は単独飼育用になりますが、中で2匹ほど、大で3~4匹程の飼育頭数と思ってください。
飼育頭数はあくまでも僕自身の主観になります。
長生きをしてもらいたいのであれば、なるべく単独飼育がおすすめなのは間違いないでしょう。
エサ皿
エサ皿は自然木とプラスチック製の物と2種類あります。
どちらもエサ皿としては問題無い商品ですが、転倒防止材としても活用できるのはありがたいです。
ただし注意点が一つ。
基本的に、広口タイプにのみ対応できるエサ皿になります。
クワガタ飼育で一番愛用されている、プロゼリーなどの口が狭いタイプには合いません。
ダイソーで売られている昆虫ゼリーは、全て広口タイプになるので、同じダイソーで組み合わせるのであれば、問題なく使用できます。
プラスチックタイプには、切り株タイプと連結タイプがあり、どちらも広口ワイドタイプです。
基本的にエサ皿はあったほうが、ゼリーがマットにこぼれないのでマットの交換頻度が少なくてすみます。
のぼり木
のぼり木も種類があり、太い大きなタイプもあれば、細いのぼり木が4〜5本入りで売られているものもあります。
太いタイプはエサ皿付きになるので、カブトムシやクワガタが木の蜜を食べるように、自然な形でエサを食べる場面が見れるでしょう。
のぼり木も転倒防止材として大きな役割をはたしてくれるので、のぼり木自体がとても優秀なアイテムと言えます。
のぼり木には適正な大きさがあるので、持っている飼育ケース内に収まる大きさを選ぶようにしましょう。
ダイソーで売られている飼育ケース(小)には、大きなのぼり木はケース内に収まりません。
(小)には、細かい転倒防止材を入れるのが良いでしょう。
おすすめののぼり木はこちらです⬇
コバエ防止シート
ダイソーで飼育ケースを購入するのならば、この「コバエ防止シート」は必須です。
台所にいつのまにかコバエが発生しているように、飼育ケースにもいつの間にかコバエは発生します。
「針葉樹マット」を使用するのであれば、かなり発生をおさえられますが、マット交換を怠れば、やっぱり発生するのです。
コバエは発生しても飼育ケース内に入れなければ、大量発生することはありません。
一度飼育ケースに侵入を許せば、マットに卵を産み付けられて無限増殖のループに入ります。
「コバエ防止シート」は、飼育ケース内にコバエを侵入させない為にも、飼育ケース内で発生したコバエを飼育ケース外に出さない為にも絶対に必要です。
新聞紙やラップでする方法もありますが、見栄え的にもコバエ防止シートをおすすめします。
元々カットしてあるのと、自分で好みの大きさにカットする用と、2種類ありますので好みの方を使ってみてください。
飼育マット
元々ダイソーには、腐葉土マットが売られていました。
それが2024年に始めて「針葉樹マット」と「ヤシガラチップ」が店頭に並んだのです。
これはかなり画期的で、ついにダイソーが針葉樹マットまで売り出した!と話題になりました。
今までの腐葉土マットは、100%ダニが湧いていたのです。
これは腐葉土マットの性質上致し方ない事ではあります。
腐葉土マットを使用するのであれば、天日干しか冷凍処理をしないと間違いなくダニは湧いてしまうのです。
しかし子供が急にカブトムシやクワガタを捕まえてきたらどうしますか?
そんな時にダイソーで手軽に飼育アイテムが手に入るのが、ダイソーで購入する最大のメリットのはずです。
他のアイテムならいざ知らず、腐葉土マットに関しては、やはりダニが気持ち悪すぎてすぐには使えません。
その不便さが2024年からは解消されたのです!
「針葉樹マット」と「ヤシガラチップ」は、どちらも防ダニ効果が期待できます。
特に針葉樹マットは、ダニやコバエが嫌いなヒノキのおがくずを使用していますので、効果は抜群です。
おすすめの飼育マット⬇
ダイソーのカブトムシ・クワガタ飼育用品の注意点
お得感満載のダイソーのカブトムシ飼育用品ですが、多少の注意点もあります。
あくまでも僕自身が感じたことになりますので、参考までに気にしておいてください。
- 害虫が湧きやすい
- 8月に入ると徐々になくなる
以上2点について解説します。
害虫が湧きやすい
ダイソーの腐葉土マットは、ダニが湧きやすいとの意見が多いです。
マットだけではなく、自然木で作られたのぼり木やエサ皿もダニ被害に合われた方もいます。
正直なところ、腐葉土マット自体がダニが湧きやすいです。
これはダイソーに限った事ではありません。
しかしながら、専門のショップ(通販含む)で購入したものより、はるかに湧きやすかったとの意見もありますので、無視はできないでしょう。
ダイソーで売ってる余りのカブト用マットで産卵セット組んだけど普通に産まれるのね!まぁ腐葉土で塾生してるタイプですね!
今まで使ってた安い広葉樹マットに比べると小バエや虫が湧きやすいですね!
1週間くらい使ってたけど可哀想で本日マット交換したら卵産んでましたね〜(/ω\)#クワガタ pic.twitter.com/PqBDCqlfaP— 川崎さん@(´・ω・`) (@akaimeganesuki2) October 8, 2021
実際に店舗で売られている時点で、袋の中で虫が動いていたという動画も見たことがあります。
ただしエサ皿に関しては、腐葉土マットで発生したダニがエサ皿に移ったとの見方もできるのです。
ダイソーで売られている自然木の商品が、どこまでの処理をしているのかがわからないのでなんとも言えないのが実情です。
ですのでエサ皿に関しては、一概にダニが湧きやすいと断定はできませんが、腐葉土マットには注意が必要です。
8月に入ると徐々になくなる
ダイソーのカブトムシ用品売場は、夏に大盛況となり8月に入ると徐々に品数も少なくなっていきます。
もちろんカブトムシ飼育用品は、夏場のピークを過ぎればほぼ需要はなくなるので、その時にある在庫のみの販売になるのでしょう。
しかしながら、昨今は飼育レベルの向上により、カブトムシの寿命もだいぶ伸びています。
9月に入ってもまだ全然元気!という意見が多くなっているはずです。
最低でも8月は通常通りの商品ラインナップにしてもらい、9月に徐々に減らしていく・・というスタイルに変更してもらいたいと思ってしまいます。
100均の飼育用品のメリット
では100均のカブトムシやクワガタの、飼育用品のメリットとは何でしょう?
今どきは専門のアイテムが、通販でいつでも購入する事が可能です。
それでもダイソーで購入するメリットとは、
- 急な飼育に対応できる
- とにかく安価
この2点に尽きると思われます。
詳しく解説していきます。
急な飼育に対応できる
これは先にも述べましたが、急に飼育をしないといけなくなった際に、ダイソーは大いに役に立ってくれます。
腐葉土マットに関しては、害虫対策のためにすぐには使用できませんが、肝心の昆虫ゼリーや飼育ケースが簡単に手に入ります。
昆虫ショップやホームセンター等で、カブトムシやクワガタを購入するのであれば、その場で飼育用品も購入が可能です。
しかし急な飼育に対応できるのは、近くに複数の店舗があるダイソーならではと言えるでしょう。
とにかく安価
そしてダイソーの最大のメリットが、やはりその値段でしょう!
100均ショップだけあって、ほとんどのアイテムが110円(税込み)で購入できてしまいます。
一部の飼育ケースが300円から500円しますが、大きさ的にそのくらいの値段は当然です。
昆虫ゼリーに関しては、年々内容量が減ってしまっていますので、お得感も減ってきています。
それでも、最低限の飼育用品一式を買っても、1000円未満で揃うのは100均ならではの魅力と言えるでしょう。
僕自身のダイソーの飼育用品の体験談
僕自身、ダイソーの飼育アイテムを使用してきましたし、今でも使用している物もあります。
僕が今までに購入してきた飼育アイテムは、
- 飼育ケース(小・大)
- 昆虫ゼリー
- コバエ防止シート
- 腐葉土マット
- エサ更(自然木)
- 落ち葉
- 脱臭ゼオライト
の7点になります。
今でも使用しているのは、当時購入した飼育ケースとコバエ防止シートの2点です。
飼育を重ねるうちに、どうすればカブトムシやクワガタが長生きしてくれるのか?
ダニやコバエ等の害虫が発生しない為にはどうすればいいのか?
と考えるようになってきます。
そしてその答えが、
- より高タンパクな昆虫ゼリーを与えよう!
- カブトムシやクワガタが過ごしやすい、それでいて害虫が沸かないマットにしよう!
- 転倒防止材は絶対に入れよう!
こうなるのは必然的なことなのです。
そうなるとダイソーでは、あまり購入しなくなってしまいます。
やはりそれ専門に開発された商品には敵いませんからね。
しかしながら勘違いしてほしくはないのですが、ダイソーのカブトムシゼリーを与え続けても、10月まで生きてくれたカブトムシもいます!
要は飼育環境次第でどうにでも転ぶということなのでしょう。
僕自身はより確実に長く飼育を楽しみたいので、ダイソーでは購入しなくなっただけの事です。
飼育にかけるお金や時間は人それぞれですので、ご自分にあった飼育をするようにしてください!
カブトムシやクワガタの飼育を楽しもう!
今回の記事では、ダイソーのカブトムシやクワガタ飼育用アイテムの最新版の紹介や、注意点やメリットについて解説しました。
先にも述べた通り、飼育に対してどのくらいお金と時間をかける事ができるのかは、人それぞれです。
無理をしても何も楽しめません。
誰しも自分の考えに見合う飼育アイテムを使うべきです。
昆虫の寿命は短いです。
特にカブトムシは、長くても10月中にはほとんどの個体が、息を引き取ります。
こればっかりはどうしようもありません。
短い付き合いだから・・・という考えでダイソーの商品を使うのも全然有りです。
商品として悪いものは一つもありませんからね!
要はどれだけカブトムシやクワガタ飼育を楽しめるかです!
せっかく出会ったペットですので、一生懸命可愛がり、そして飼育を楽しんでください!
それでは最後まで読んでもらい感謝します。
他にもカブトムシやクワガタの飼育記事を、多数書いていますのでそちらも読んでみてください。