クワガタが脱走するのを防ぐ方法!逃げた後の家の中での見つけ方も解説

夏になると昆虫界の人気を、カブトムシと二分するクワガタ。

クワガタを飼育していると、誰しもが脱走された事があるのではないでしょうか?

カブトムシもそうですが、クワガタも思っているよりも力があり、飼育ケースのフタを自力で持ち上げてしまうのです。

そこで今回の記事では、

  • クワガタが脱走するのを防ぐ方法!
  • クワガタが脱走しようとする理由は?
  • クワガタの脱走は良くないのか?
  • クワガタが脱走した場合に捕獲する方法!
  • 僕のクワガタが脱走した経験談

について解説していきます。

僕自身は、カブトムシやクワガタの飼育を何年もしていてますが、どちらかと言えばクワガタがメインです。

クワガタの飼育数のほうが圧倒的に多いですが、実はクワガタを飼育していて脱走された事はありません。

カブトムシに脱走された経験は一度あります。

「僕のクワガタが脱走した経験談」では、なぜカブトムシだけが脱走経験があるのか?

について解説します。

最後まで読んでみてもらえたら、脱走に対する対策から注意点までが確実に理解できるはずです!

是非最後まで読んでみてください。

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クワガタが脱走するのを防ぐ方法!

冒頭でも話した通り、クワガタは思っているより力持ちです。

ですので、油断していると簡単に脱走されてしまいます。

そこで脱走対策として、

  • フタのロックがしっかりした飼育ケースで飼育する
  • フタに窓がついているケースは要注意!
  • 何年も使用した飼育ケースは使用しない
  • フタの上に重しを乗せる
  • 飼育マットは半分も入れない
  • 飼育ケースは大きすぎないのを選ぶ

以上の6点について解説します。

 

フタのロックがしっかりした飼育ケースで飼育する

クワガタは爪が弱いフタの飼育ケースだと、簡単に脱走します。

とは言っても、爪が弱いフタというのは買ったばかりであれば中々ない事でしょう。

あるとすれば不良品となる可能性が高いです。

では爪が原因の脱走はないのかといえば、そうでもありません。

要するにフタのロックが不完全だったと考えられます。

しっかり閉めたつもりが不完全ロックであったが為に、クワガタがフタを持ち上げられてしまった事例はいくつもあります。

ロックは最後までしっかりと閉めたことを確認するようにしましょう!

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フタに窓がついているケースは要注意!

フタの爪はしっかりとロックしてあったのに、脱走されたケースとして考えられるのが、小窓がついているフタです。

ホームセンターや100均で売られているのは、このタイプが多いです。

このタイプの飼育ケースは、基本的にはカブトムシやクワガタ飼育には不向きと言えます。

この手も飼育ケースはフタの爪は固くても、小窓の爪は極弱なのです。

ですので、フタに飛ばれてしまったら簡単に開けられてしまうと思った方が良いでしょう。

このタイプの飼育ケースは、基本的に蝶々やバッタ等の力がない昆虫用としては向いています。

クワガタを飼育するにあたって、この小窓は全く意味がありません。

エサを入れ替える際は、フタそのものを開ければ良いですし、小窓がなくても全く困らないのが実情です。

クワガタを飼育する際は、小窓は不要と考えましょう。

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何年も使用した飼育ケースは使用しない

フタの爪のロックが弱い原因としてあげられるのが、フタの劣化になります。

何年も使用していると、劣化は必ず訪れるものです。

マットの交換やエサの入れ替えで、何度もフタを開け閉めしてますので当然の事でしょう。

劣化が進むといつの間にかフタにヒビが入っていることもあります。

ロックの力が弱まると、クワガタはここぞとばかりに脱走を図ります。

クワガタがフタまで届いてしまうと、後はアゴ(ハサミ)で持ち上げるだけです。

カブトムシの角ほどではないにしても、クワガタのアゴもかなり力があります。

クワガタのアゴの強さは、挟まれた事がある方ならわかるでしょう。

安価で買ったケースほど、劣化は早いですので、毎年毎年ロックの確認はするようにしてください。

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フタの上に重しを乗せる

飼育ケースは、小窓が付いていないのであれば、基本的には買ったばかりであれば、ロックが弱い事はありません。

ですのでこの対策は、小窓付きや何年も使用して劣化している可能性がある、フタに対するものになります。

要するにクワガタが持ち上げられなければ良いのです。

クワガタは意外と力がありますが、あくまでも昆虫にしてはという事になります。

持ち上げられる重さにはやはり限度が当然ありますので、それ以上の重さのある物質を何かしらフタの上に乗せれば良いのです。

この章の画像は、すべて僕自身の飼育ケースですが、上に乗せているのはクレーンゲームで入手した、昆虫フィギアになります。

オオクワガタやカブトムシのフィギアを乗せて、重し代わりとインテリアとして楽しんでいます。

 

飼育マットは半分も入れない

クワガタの脱走では、そもそも何故フタにクワガタが届いてしまうのか?

という疑問が浮かんできます。

単純に飼育ケースに入れてあるマットが多すぎるのです。

マットはクワガタが全身潜れるくらいで十分です。

マットの量は飼育ケースの大きさにもよりますが、成虫であれば概ね三分の一程度入れておけば十分と言えます。

落ち葉や餌皿、バークチップ等を入れているのであれば、潜るくらい無くても良い程です。

クワガタは休むときはマットに潜るのではなくて、身を隠していると思った方が良いでしょう。

ですので、マットは決して多くなくてもいいのです。

マットが多すぎると、フタの裏に簡単に届いてしまい、フタを持ち上げてしまいます。

クワガタを脱走させない為にも、マットの量は半分も入れないようにしてください。

 

飼育ケースは大きすぎないのを選ぶ

よく100均で見かける飼育ケースで、一番大きいサイズの飼育ケースの大きさは、幅30センチ✕高さ21センチほどです。

このくらいの大きさの飼育ケースであれば、多頭飼育用と考えたほうが良いでしょう。

単独で飼育するのであれば、一番小さいサイズである、幅16センチ✕高さ12センチの飼育ケースで充分です。

何故小さな飼育ケースの方が良いのかというと、クワガタが飛んでフタに張り付いてしまう事があるのです。

マットを少なくしていても、飛ばれたらフタに届いてしまいます。

それでもフタのロックがしっかりとしていれば、フタが開く事はマレですが、絶対という事はありません。

クワガタやカブトムシは飛ぶだけでも寿命が縮みますので、そういった意味でも飛ばさない方が良いのです。

野外のクワガタより、飼育しているクワガタの方が寿命が長いと言われるのは、余計な体力を使わせていないのも理由の一つになります。

脱走防止の観点からは、飼育ケースは小さくても充分と認識しておいてください。

 

クワガタが脱走しようとする理由は?

ではそもそも何故クワガタは脱走しようとするのか?

実際の理由はクワガタ本人にしかわかりませんが、クワガタの特性や長年飼育をしている観点から解説します。

  • 光に向かって飛ぶ習性がある
  • エサを求めている
  • 異性を求めている
  • 今時点での飼育環境が悪い

以上の4点について解説します。

 

光に向かって飛ぶ習性がある

クワガタは光に向かって飛ぶ習性を持っています。

正確には、光に対して一定の高さで飛ぶことで高さを調節しているのです。

ですのでカブトムシやクワガタは、飛ぶためには月や星の光が必要という事になります。

クワガタが活発に動き回ったり、羽をバタつかせたりするのは夜中が多いはずです。

これはクワガタが夜行性という事が一番の要因ですが、月明かりや星明かりが部屋に漏れているせいもあります。

そこに向かって飛ぼうとするので、夜中に暴れまわるのです。

ですので、あわよくば脱走してしまう事になってしまいます。

光に向かって飛ぶのは昆虫としての本能ですので、防ぎようのない致し方ない事と言えるでしょう。

 

エサを求めている

クワガタに与えるエサは昆虫ゼリーが主流です。

そしてエサは必ず毎日与えないといけないわけではありません。

高タンパクな昆虫ゼリーを与えておけば、一日から二日空いてしまっても、クワガタが死んでしまう事はないのです。

そういった意味ではクワガタやカブトムシは、意外と強い生き物と言えるのかもしれません。

それでもお腹が空けばエサを求めます。

なんとか飼育ケースから脱走して、外に出ようとしてしまうのです。

しかし明け方になればいつの間にか大人しくはなっていますので、特に気にしなくても大丈夫になります。

あまり暴れさせたくないのであれば、切れる前に新しいエサを置くようにしましょう。

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異性を求めている

 

生き物がそうであるように、昆虫にも発情期はあります。

クワガタやカブトムシは、異性と同居させておけば、ほぼほぼ間違いなく交尾をします。

近くに異性の匂いがすれば尚更興奮してしまうでしょう。

種の保存の為なので当たり前の現象です。

ですがブリードをする気がないのであれば、産卵はさせるべきではありません。

交尾や産卵は体力を使うので、寿命を縮めてしまいます。

なるべく長生きさせたいのであれば、単独飼育をするべきだと認識しておいてください。

 

 

今時点の飼育環境が悪い

野外で育っているクワガタは、悪い環境から脱すべくより良い環境を自分で探す事ができます。

悪い環境というのは、天敵が多数いる環境だったり、湿気が多すぎたり気温が高すぎたりといった感じです。

人が飼育している環境であるなら、環境を整えるのは飼育者の責任です。

「飼育マットの湿気・飼育温度・エサ」

この3点はクワガタを飼育する上で、飼育者が気をつけないといけない部分です。

飼育環境の悪さは寿命を縮めてしまいかねないので、怠ることのないようにしましょう。

 

クワガタの脱走は良くないのか?

クワガタの脱走は絶対によくありません!

クワガタは種類によっては長生きができますが、短命な種類もいます。

なるべく長生きをしてもらう為には、余計な体力を使わせないようにするべきなのです。

脱走してしまう行為そのものが、かなり体力を消耗してしまいます。

フタを持ち上げるのも飛ぶのも体力を使ってしまうのです。

そして脱走の一番のデメリットは、そのまま見つからない事になります。

見つからないとどうなるのか?

運良くエサに有りつければよいのですが、そうでなければ餓死してしまいます。

逃げた先の温度が、クワガタが生きていける温度でない場合も長生きはできないでしょう。

脱走はそれそのものが体力を使いますし、見つからなかったら死の危険もあるという事を覚えておいてください。

 

クワガタが脱走した場合に捕獲する方法!

では運悪く脱走してしまった時の捕獲方法を解説します。

これは運の要素も強いので、完璧な方法ではないという事は認識しておいてください。

  • 部屋を暗くして一箇所だけ電気を点ける
  • エサを置いておく

この2点が脱走したクワガタを捕獲する、代表的な方法になります。

この2点も運の要素は強いですが、これで駄目ならそれこそ運良く見つかるのを期待するしかなくなるのも事実です。

 

部屋を暗くして一箇所だけ電気を点ける

クワガタは光に向かって飛ぶ習性があります。

この習性を利用しておびき寄せます。

実行するのは当然夜が良いです。

そして部屋を可能な限り締め切って、明かりが入ってこれなくします。

そして部屋の一箇所にだけ、明かりを点けるのです。

明かりは懐中電灯でも構いません。

なるべく一点に明かりが集中するようにします。

そうする事で、クワガタがより寄って来やすくなるのです。

 

エサを置いておく

 

エサを置いておくのも上策です。

クワガタは一日〜二日食べなくても生きていけますが、お腹は空くのでまずはエサを求めてきます。

ですので、高タンパクな昆虫ゼリーを置いておけば、いつの間にか食べ始めている事があります。

上記に書いた明かりの近くに置くと、より効果的におびき寄せる事ができるでしょう!

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僕のクワガタが脱走した経験談

僕自身はクワガタを脱走させた事はありません。

しかしながらカブトムシは一度脱走させてしまった事があります。

この時の原因は、おそらくはロックがしっかりかかっていなかったのだろうと思っています。

詳しくはこちらの記事の体験談に書いています⬇是非こちらも読んでみてください⬇

一度脱走させてしまってからは、必ずフタの上に重し代わりに何かを置くようにしています。

僕はクワガタは脱走させた事はありません。

それは気をつけていたからというのもありますが、一番の理由はやはり飼育ケースを安価に済ませていないという点につきると思っています。

僕自身が国産のクワガタが大好きだった事もあり、クワガタ飼育に力を入れてきました。

飼育ケースは「コバエシャッター」「クリアスライダー」のどちらかを使うようにしています。

もちろん安価な飼育ケースでも、脱走させないようにするのは可能です。

しかしコバエシャッターとクリアスライダーは、その名の通りコバエに対する対策も完璧で、クワガタ飼育には最適と言えるでしょう!

湿気を逃さない作りになっているので、最適な飼育環境を作り出す事を可能にしています。

湿気対策・コバエ対策が完璧にされてある飼育ケース

コバエシャッター(小)⬇単独飼育用
コバエシャッター(中)⬇複数飼育用
クリアスライダー⬇

 

クワガタの脱走を防ごう!

今回の記事では、クワガタの脱走を防ぐ方法や何故脱走をするのか?

そして脱走後の捕獲方法まで解説してきました。

基本的にクワガタは飼育ケースのロックがしっかりかかれば、脱走する事はかなり困難と言えます。

しかし物には必ず劣化というものがあり、人も油断をする生き物です。

ですのでまずは脱走させない為の対策を、しっかりとするようにしましょう!

それでは最後まで読んでくださり感謝します!

他にもカブトムシやクワガタの飼育記事を、多数書いていますので、よろしければそちらも読んでみてください。