カブトムシの蛹飼育中発生する白いカビは放っといていい?
何故蛹の飼育ケースにカビが生えたの?
蛹に付いたカビはどうすればいい?
蛹を飼育中に発生する白いカビについては、意見が分かれます。
カビは良くない!という方としては「死んだ蛹に白いカビが付着していた・・・」という意見があるのが原因かと思います。
カビは問題ない!という方としては「自然界では共存している。問題あるはずがない!」という見解です。
今回の記事では、
- カビは危険?
- カビの発生原因
- 蛹についたカビの対処方法
- 僕自身の白カビ体験談
について解説していきます。
「僕自身の白カビ体験談」では、実際に僕自身が蛹を飼育中にカビが発生した時の対処方法と、その後どうなったかを解説しています。
実際、キノコが生えてしまった事も・・・
僕自身はカブクワ飼育の先輩がいたので、慌てて対応する事もなかったですが、慣れた方が周りにいない方はとても心配になりますよね。
そんな方は是非最後まで読んでいただき、快適な飼育ライフを送ってください!!
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カブトムシの蛹に白カビが発生したら危険?
カブトムシの蛹に白カビが発生したら危険なのか???
答えは・・・問題ありません!!
- 白カビは栄養源
- 白カビの発生原因
白カビの正体はなんなのか?を含めて何故白カビは問題ないのかを解説していきます。
白カビは栄養源
そもそも飼育マットで発生する白カビというのは、茸菌の事を言います。
幼虫〜前蛹〜蛹の順番でカブトムシは変化していきますが、この期間は一貫して幼虫用のマットで飼育するはずです。
幼虫用の飼育マットは広葉樹で作られた腐葉土でできていて、腐葉土は幼虫が成虫に育つ為の栄養がたっぷり含まれています。
その中に茸菌も含まれているのです。
茸菌は幼虫から成虫へと進化する為の栄養源の一種で、全くの無害な菌です。
ですので、幼虫にとっては必要な菌となります。
では蛹にとってはどうなのかと言うと、蛹は幼虫のようにマットを食べて栄養を取るわけではないので、白カビ歓迎!というわけでもありません。
ですが白カビが発生しても無害なので気にしないで大丈夫です。
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白カビの発生原因
白カビは生えなくても栄養価には問題ありません。
白カビが発生しない場合もあるのに、生えてしまうから心配になりますよね・・・
では何故白カビは生えてしまうのかというと、湿気が関係しています。
菌は湿気が大好きで、マットへの霧吹きが多いと菌が増殖してしまいます。
とは言っても茸菌が増殖するくらいの湿気量であれば特に問題はありません。
茸菌が発生するのは良いマットの証拠と言われているくらいですから、基本的なマットの水分量である、握って軽く形ができる程度であれば問題ありません。
蛹に付いたカビについての対処方法
蛹に白カビが発生してしまった時に特に何かをする必要があるのかと言うと・・・無いのですが、見た目を気にしてしまうのならば取っても問題ありません。
取り方としては、綿棒で軽く擦ってもいいですし、絵の具やメイク道具の柔らかいブラシ等で軽く掃いてあげれば大丈夫です。
ですが、白カビを取るのであれば一度蛹室から出さないといけないので、難易度が少し高めです。
蛹が取れるくらいに蛹室を崩さないといけないので、慎重にしないといけません。
それならばいっその事、壊れるのを覚悟して人工蛹室に移すのも一つの手です。
人工蛹室での飼育であっても羽化に全く問題はないですし、むしろ意図せぬ事で蛹室が壊れたりする事もありますので、移すメリットもあります。
観察もしやすいですしね!
ちなみに蛹に白カビが発生した際に、白カビを取ろうと柔らかいブラシで軽く掃いてあげると、体をクネクネさせます。
気持ちいいのか不快なのかはわかりかねますが、そのクネクネとする様子はとても可愛く、癒やされる事間違いないです。
あくまでも柔らかいブラシで軽く掃いてあげてください。
そして何度もしないように注意です。
もしかしたら不快なのかもしれませんので・・・
僕自身の白カビ経験談
僕自身は白カビが生えた事は、もちろんあります。
カブトムシの幼虫飼育時に生えた事もありますし、オオクワガタも飼育していますので、オオクワガタの幼虫をマットで飼育していた時に生えた事もあります。
マットの表面に発生したり、ケースの側面が白くなったりもありました。
カビが生えた最初の年はかなりビビりました・・・が、カブクワ飼育の心優しき先輩の教えで、全く問題ない事を知りました。
最初の年で僕自身の白カビが生えた原因は、恐らくオオクワガタ飼育に使用する菌糸のカスが混ざってしまったのかなと思います。
オオクワガタの幼虫を新しい菌糸ボトルに移す際は、菌糸ボトルの真ん中をくり抜き、幼虫を穴に入れてあげます。
菌糸ボトルの真ん中をくり抜いた際に出る菌糸カスを、コンテナ(トロ舟)に入れておいたのです。
その後簡単に手づかみできる程度の菌糸カスは取り除いたのですが、当然残りカスはそれなりにありました。
その後、今度はカブトムシの幼虫のマット交換しました。
同じコンテナ内にマットを入れて、加水をして混ぜ込みましたので、その時に混ざってしまったのだと思います。
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マットから茸が!大丈夫なの?
全く問題ないと教えてもらいましたので、その後は完全に放置状態でしたが、表面に一つだけ小さな茸が生えてきたので、それは取り除きました。
当時はカブトムシの幼虫を2ケースで飼育していましたが、茸が生えたほうのケースは、茸を取り除いたら翌日には糸状の菌も全て消えてました。
これにはほんとに驚いて、むしろなんで消えた??と思ってしまいましたw
もう一つの方は白いカビは残ったままでしたが、翌月にマット表面に幼虫の糞が目立ってきたのでマット交換をしました。
約1ヶ月の間、幼虫は白カビと同居してましたが、丸々と太って元気いっぱいで安心したのを覚えています。
大丈夫とわかっていてもやっぱり慣れていなかったので、心配はしてたんですよね。
その後は白カビが生える事はなく、成虫へと育ってくれました。
その年以外でも白カビは発生していますが、特に何か対応する事無く飼育をしています。
オオクワガタやヒラタクワガタを飼育している方ならわかると思いますが、大きなクワガタを育てる為には菌糸ボトルでの飼育は必須です。
そして菌糸ボトルは菌糸が全体に良く行き渡った状態である、真っ白でなければなりません。
蛹に発生している白カビは、この菌糸と同じ状態なのです。
蛹が死んだのは白カビのせい・・・と思っている方もいると思いますが、恐らくは全く別の理由ではないかと思います。
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蛹に発生したカビは問題なし!
今回の記事では、カビの正体やカビが発生した時の対処方法などを解説してきました。
白カビはカビと言えども、全く無害のカビなのだとわかってもらえたと思います。
ですが、黒いマットに白い「カビ」と言われるものが発生したら、蛹がどうなるのか普通は心配になります。
それはしょうがない事です。
ですが、慌てず様子を見るようにしてください。
むしろ慌ててマットの交換をしたり、無理に蛹の体から白カビを取り除こうとすると、蛹には悪影響になりかねません。
稀に青カビや緑のカビが発生したりしますが、これも特に蛹に影響はありませんが、幼虫飼育時に発生したら、菌糸(白カビ)を食べてしまいますので、取り除いてください。
それでは最後まで読んでくださり感謝です!
他にも沢山クワカブ飼育の記事をかいてますので、そちらも読んでみてください!