クワガタやカブトムシの冬飼育の必需品!パネルヒーターと温室を紹介

クワガタやカブトムシには、冬を越せる種類と越せない種類が存在します。

越せる種類も温度管理が必要な種類と、温度管理が不必要な種類がいるのです。

今回に記事では、温度管理が必要な種類を越冬させる為の道具について解説します。

  • クワガタの越冬に必要なパネルヒーター
  • クワガタの越冬に必要な温室
  • 冬対策の自作品との比較
  • 僕自身のクワガタの越冬体験談

僕自身のクワガタ越冬体験談では、実際に僕自身が実践している方法について解説します。

最後まで読んでいただけたら、クワガタの越冬方法の基本がわかるはずです。

是非最後まで読んでみてください。

クワガタの越冬に必要なパネルヒーター

温度管理が必要な種類の適温は、大体18~22度(25度くらいまで大丈夫な種類もいます)くらいになります。

クワガタやカブトムシの温度管理に必須な道具といえば、やはりパネルヒーターでしょう!

パネルヒーターとは、温風を出したり表面が暖かくなる装置の事を言います。

代表的なパネルヒーターとして、

  • 昭和精機工業のパネルヒーター
  • cimooみどり商会ピタリ適温

以上の2品がクワガタやカブトムシ飼育の温度管理では、使用者が多い装置になります。

昭和精機工業のパネルヒーター

昭和精機工業のパネルヒーターは、昆虫のみならず植物の温度管理でも使用者が多い商品です。

昭和精機工業のパネルヒーターには、150w・200w・250wの3種類があります。

3種類の中で150wが一番電気代がかかる

飼育環境にもよりますが、おすすめは200wか250wです。

200wと250wには最初からサーモスタットが付属していますが、150wには付属されていないので、別で購入しないといけません。

サーモスタッドとは、設定温度になったらそれ以上の温度に上がらないように、自動で電源オン・オフをしてくれる装置です。

パネルヒーターを使用するにあたって、気になるのが電気代です。

一見150wが一番電気代を食わないと思いがちですが、150wにはパワーがない分温め時に余計な電気を使うのです。

別売りのサーモスタットはこちらです⬇️

200w・250wは売れやすい

昭和精機工業のパネルヒーターは人気商品ですので、使用をしなくなった際に売れやすいというメリットもあります。

フリマサイトを見ても200wや250wは、中古にしては多少高くても売れています。

一方で150wは別売りのサーモスタッド付きならそれなりの値段で売れていますが、単体だとあまり期待出来ないでしょう。

売れていないわけではありませんが、あくまでもサーモ付きでパワーのある200wや250wの方が売れやすいというわけです。

cimooみどり商会 ピタリ適温プラス

「ピタリ適温プラス」は全体的な空間を暖めるのではなく、飼育ケースを個別で温めてくれる商品です。

狭い空間でそれなりに密閉されているのであれば、全体的な保温も可能になります。

ピタリ適温プラスはマットタイプで、ピタリ適温の上に飼育ケースを置きます。

そうすることでケース内が、下から温められるというわけです。

発泡スチロールで自作で温室を作っている方は、こちらのピタリ適温プラスを使っている方多いようです。

クワガタの越冬に必要な温室

ヒーターともう一つ大事なのが「温室」です。

温室がないと、空間を暖める事ができません。

温室として利用されるのは、

  • ビニールハウス
  • 発泡スチロール

この2点が一般的です。

ビニールハウス

ビニールハウスと言っても、農家の方が使っているような大掛かりなものではありません。

小型のビニールハウスです。

昆虫を飼育する為のビニールハウスというより、植物の為の商品として売られているのが一般的です。

種類としては2段〜4段のものがあります。

自分の飼育状況によって、何段が最適なのかを考えて購入しましょう。

当然段数が多くなるにしたがって、ヒーターの出力量や個数も多く必要になってきますので、注意が必要です。

発泡スチロール

自作の簡易的な温室として、利用するブリーダーが多いのが発泡スチロールです。

発泡スチロールの底にピタリ適温プラスを置いて、その上に飼育ケースを入れておけば完成になります。

ピタリ適温プラスを横面に取り付ける温度管理方法もありますが、飼育環境に合った方法で管理をするようにしてください。

発泡スチロールで温室を作る際は、空気穴を開けるか蓋は完全に閉めないようにして、空気を確保しましょう。

冬対策の自作品との比較

クワガタやカブトムシの冬対策は、自作で保温ケースをつくる方法と、既製品を購入する方法があります。

自作での保温ケースは発泡スチロールで、既製品はビニールハウスです。

どちらもメリットをデメリットがありますので、自分の飼育環境や手間暇をどこまでかけられるかを考えて実施してください。

自作でのメッリトとデメリット

自作でのメリットは、何と言っても安上がりということです。

購入するものは、

  • 発泡スチロール
  • 保温ヒーター

の2点です。

発泡スチロールを持っていたり、もらえたりするのであれば、購入すべきはヒーターとサーモスタットのみになります。

かなり安価ですみますが、デメリットももちろんあります。

発泡スチロールに入れるので、観察は出来ません。

昆虫の状態を見るためには、発泡スチロールから取り出さないといけないのです。

クワガタやカブトムシの飼育にあたって、これは結構なマイナスポイントです。

これは気になる人は気になるでしょうが、冬はそんなに見れなくてもいい!という方には全く問題ない飼育方法でしょう。

既製品でのメリットとデメリット

既製品とはビニールハウスを購入することです。

ヒーターとサーモスタットを購入するのは、同じなので単純に温室にお金をかけるかどうかの問題になります。

メリットとして、ビニールハウスの方が安心できますし、見た目もおしゃれにできます。

そして何より、ちゃんと観察ができる点です。

デメリットは当然自作品より、お金がかかってしまうことでしょう。

発泡スチロールも購入となれば、多少お金がかかってしまいますので、ここはご自分の財布との兼ね合い次第です。

僕自身のクワガタの越冬体験談

僕自身は温度管理が必要な種類としては、メタリフェルホソアカクワガタニジイロクワガタを飼育しています。

メタリフェルホソアカクワガタは、パープル・ブルー系とサンギレンシスの2種類です

色虫が好きで、色鮮やかなクワガタになってくれるように飼育をしています。

気温的には、成虫と幼虫ともに18〜19度くらいです。

成虫は夏場は23〜25度くらいでも飼育可能になります。

僕自身は既製品である、ビニールハウスと昭和精機工業のパネルヒーター200wを購入して、飼育をしています。

冬でも観察をしたいので、発泡スチロールでの飼育はしていません。

ビニールハウスでの飼育で後悔が一つだけ・・・

僕は2段を購入したのですが、一年目で既にいっぱいいっぱいになってしまいました。

今後さらに頭数は増やしていきたいので、3〜4段を購入すれば良かったと思っています。

自作にしても既製品にしても、自分の飼育環境や飼育数を良く考えて購入するようにしましょう!

元気に冬を乗り切ろう!

今回の記事では、越冬に必要なヒーターや温室の紹介、自作温室と既製品温室との違いについて解説しました。

日本国内には、国内産だけではなく外国産の昆虫が多く売られています。

外国のクワガタやカブトムシは、その国や地域の環境でないと生きられません。

昆虫はそもそも寿命が短い生き物です。

少しでも長生きしてもらう為にも、温度管理はしっかりしましょう!

温度管理が出来ない環境にいる場合は、残念ながら外国産のクワガタやカブトムシの飼育は、諦めたほうがいいです。

温度管理できる環境が揃ったなら、その時には精一杯飼育してあげてください!

それでは最後まで読んでくださり感謝です!

他にもカブトムシやクワガタの飼育記事を多数書いていますので、そちらも読んでみてください!