カブトムシの幼虫が土の上にでてくるのは要注意!原因と対策を解説

カブトムシの幼虫は、基本的にはあまり土の上に姿を表しません。

マットと呼ばれる土が幼虫のエサなので、もぐったまま食べ続けることが可能なのです。

では、土の上に上がってきていたらどうなのか?

カブトムシの幼虫が土の上に出てきていて、もぐらないのは何かしら良くないことが起こっています。

今回の記事では、

  • カブトムシの幼虫が土の上にでてくる原因
  • 幼虫に土にもぐってもらうには?
  • 僕自身の幼虫飼育の失敗談

について解説していきます。

「僕自身の幼虫飼育の失敗談」では、僕自身が幼虫飼育でやらかした事を書いています。

是非最後まで読んでもらい、同じ失敗をしないようにしてもらえたら幸いです。

そして「幼虫飼育=マット管理」です。

マット管理を気をつけていれば、ほとんどの幼虫は無事に成虫になってくれます。

最後まで読んでもらえれば、マット管理がどれだけ大事かがわかりますので、今後の幼虫飼育の参考にしてください。

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カブトムシの幼虫が土の上にでてくる原因

カブトムシの幼虫が土の上にでてくるのは、良くない理由がほとんどです。

何も問題がなければ土の上にでてきても、もぐらないなんて事はまず有り得ません。

カブトムシの幼虫がもぐらない原因は主に5点あります。

  • 糞をしに出てきている
  • マットの内部が酸欠状態
  • マットが乾燥している
  • エサが不足している
  • 蛹室を作る場所がない

一つずつ解説していきます。

 

糞をしに出てきている

これは唯一異常ではない状態になります。

むしろ正常な行為で、見れてラッキーくらいに思っていいです。

カブトムシの幼虫は、マットの表面で糞をします。

マットの内部でもしますが、ほぼほぼ土の上にでてきてするのです。

その場面は滅多に見られることはありません。

長年カブトムシの飼育をしている僕自身も、記憶のある中では一度あるかないかです。

というのも、夜中の暗いうちにマットの表面に上がってきているのですから、見れないのもしょうがないです。

 

マットの内部が酸欠状態

幼虫のエサとなる腐葉土マットは、急激な温度変化で発酵することがあります。

発酵するのは悪いことではないのですが、発酵しているマットの中に幼虫を入れてしまうのが良くないのです。

発酵中は二酸化炭素が増えて酸素がなくなります。

そうなると幼虫は呼吸ができなくなり、マットの表面に出てきてしまうのです。

特に気をつけないといけないのが、ダニやコバエの発生防止のためにマットを天日干しにした場合になります。

天日干ししてマットの温度が高い状態になると、ほぼ間違いなく発酵し始めます。

天日干し自体はダニ防止に必要なので問題ないので、天日干ししたマットは3日程度は使用できないと思ってください。

3日と言うのはあくまでも目安なので、ツーンという匂いがなくなるまで使用するのはやめるようにしましょう。

酸欠状態になるもう一つの条件が、水分過多です。

乾燥防止のために霧吹きで加湿するのは大事なことなのですが、水分が多くなってしまうと、発酵同様にマット内で幼虫が呼吸できなくなります。

水分のやり過ぎには注意が必要です。

 

マットが乾燥している

幼虫はマットから水分も補給します。

マットが乾燥してしまうと、幼虫はマットの表面に出てきてしまうのです。

経験上、幼虫がマットの表面に出てきてしまうのは、原因は乾燥だったというのが一番多いと思っています。

マットが乾燥すると幼虫はマット食べなくなり、水分もとれなくなり干からびて死んでしまいます。

カブトムシのみならず、昆虫飼育にとって乾燥は大敵です。

水分過多にも注意は必要ですが、乾燥にはもっと注意が必要です。

幼虫飼育はすることがほとんどありません。

霧吹きも頻繁にする必要がなくなります。

ですので油断しがちになりますが、マットの確認は怠らないようにしてください。

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エサが不足している

幼虫はマットをエサとして食します。

そして意外なほど大食漢です。

食べ続けていれば当然マットの量は減っていきます。

減ったのであれば入れ足すか、マットを交換しないといけませんが、マットの量が減っているのに気づかないことがあるのです。

何故気づかないのかと言えば、マットの表面が糞だらけになり、同じ黒色なのでパット見マットと勘違いしていまいます。

そんな馬鹿な・・・

と思うかもですが、マットの表面が見えなくなるほどの糞が大量にマットを覆うのです。

そしてエサが少なくなった幼虫がマットの表面に出てきてしまいます。

幼虫の時期は手を加えることが極端になくなりますが、マットの確認は常時必須なので怠らないようにしてください。

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蛹室をつくる場所がない

 

これは幼虫の多頭飼育をしていると起こり得ることです。

カブトムシの幼虫は共食いをしないですし、幼虫同士でケンカすることもありません。

しかしながらあまりにむちゃな密集状態で飼育をすると、行き場のない幼虫はマットの表面に出てきてしまうのです。

これだけでも問題なのですが、蛹室を作る時期になるとその問題が致命的なものになります。

すでに蛹になった幼虫は自分の蛹室を守るために、音をだして「ここに僕の蛹室があるよ!」と、蛹室の存在を気づかせるようにするのです。

蛹がよく動く理由の一つが蛹室の存在を気づかせる為です。蛹が動く理由を詳しく解説しています⬇

他の幼虫の蛹室に気がついた幼虫は、別の場所を探しますが、多頭飼育だと結局他に場所がなく、マットの表面に出てきてしまいます。

過度な多頭飼育には十分に注意が必要です。

 

幼虫に土にもぐってもらうには?

これまで、カブトムシの幼虫がマットの表面に出てきてしまう原因について解説してきました。

ではマットの表面に出てきた幼虫に、またもぐってもらうにはどうすればいいのでしょうか?

その方法は、

  • 涼しい場所で換気
  • 霧吹きで水分補給をする
  • マットの交換をする
  • 飼育頭数を減らす

以上、4点について解説しています。

 

涼しい場所で換気

これはマットが発酵してしまった時の対策です。

天日干しをした後などは、急激な温度上昇によりほぼ間違いなくマットが発酵します。

マットが発酵すると幼虫を入れることができませんから、発酵が収まるのを待たないといけません。

発酵が始まるとツーンと鼻につく匂いがするのですぐにわかります。

涼しい場所にマットを置き、匂いがなくなるのを待ってください。

発酵が収まるのに通常3日ほどかかりますが、場合によっては3日経っても匂いが取れていないこともあります。

匂いが完全になくなるまで、マットの使用はしないようにしましょう。

マットの天日干しや冷凍処理は必須です⬇クワガタ・カブトムシ共通も問題であるダニ対策について詳しく解説しています⬇

 

霧吹きで水分補給をする

マットの乾燥は昆虫飼育の大敵ですので、絶対に乾燥しないようにしないといけません。

その為には霧吹きしかありません。

幼虫飼育時はすることがほとんどなくなるので、霧吹きも忘れがちです。

水分過多にも注意しつつ、乾燥対策での霧吹きを怠らないようにしましょう。

マットは実際に手で握ってみないとはっきりと適量がわからないかもしれません。

霧吹きした後に手で握ってみてください。

マットを握って、手を開いた時に握った時の形が残って、つつけば崩れるくらいが丁度良いです。

カブトムシの幼虫の冬眠の前と後の飼育方法について詳しく解説しています⬇特に冬眠後は大事な時期になります⬇

 

マットを交換をする

マットの表面に糞が増えてきたら、交換をするようにしてください。

交換の際、現状のマットを出したときに思っていたよりも大量に糞があるのがわかるはずです。

マットを交換する際は、いきなり全てを交換しないように注意です。

住処がいきなり今までと全く変わってくると、幼虫がストレスを感じると言われています。

飼育ケースの大きさにもよりますが、1〜3割は既存のマットと混ぜる事をおすすめします。

いきなり全交換でも幼虫が死んだりすることはありませんので、どうしても全交換が必要ならしても問題ありません。

僕自身もダニが発生してしまった時には、マットを全交換しましたが、その後問題なく成虫にまで成長してくれました。

 

飼育頭数を減らす

多頭飼育は余分な飼育ケースを買わなくてもいいですし、コスパがいいのですが危険もともないます。

まだ初令段階の小さな幼虫ならそこまで大きな問題にはならないのですが、幼虫が大きくなるほど問題がでてきます。

特に前蛹から蛹になる際は、成虫へとなる為の最重要事項である蛹室作りがあります。

多頭飼育をするのであれば、時期がきたら飼育頭数を減らすようにしましょう。

多頭飼育をするのであれば、飼育ケースをとにかく大きくするようにしてくだい。

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僕自身の幼虫飼育での失敗談

僕自身は幼虫飼育においては、マットの湿度とマットの交換時期には気を付けています。

先にも述べたように、カブトムシの幼虫飼育はすることが極端に少なくなります。

エサをあげる必要もなくなりますし、霧吹きの頻度が少なくても問題なくなるのです。

ですが、何もせずに放置していたら乾燥し放題で、いつの間にか幼虫がマットの上に出てきていたりします。

僕自身もいつの間にか、幼虫がマットの表面に出てきていた経験があります・・・

気がついた時には出ていたので、どのタイミングで出来ていたのかはわかりません・・・

その時はすぐには原因がわからなかったのですが、とりあえずマットが乾燥してしまっていたので、霧吹きをしました。

しばらくながめていたのですが、マットにもぐってはくれず・・・

マットから発酵している匂いはしなかったので、おそらくマットの乾燥のせいだったのでしょう。

しばらくするとマットにもぐってくれました。

ホントにホッとしたのを覚えています。

出てきてもすぐに対応できれば問題ないのですが、気づくのが遅くなればすでに手遅れ・・・にもなりかねません。

やはり日々の観察は必須だと思い知った出来事でした。

 

幼虫が土の上に出てきたらすぐに対応を!

今回の記事では、幼虫が土の上に出てくる原因と対策について解説してきました。

幼虫が土の上に出てくるのは、そのほとんどが良くない理由です。

そもそも幼虫が、土の上に出てこないようにするにはどうすればいいのか?

土の上にでてくる原因となることに気をつければ良いだけです。

  • マットの乾燥に気を付ける
  • マットの水分過多に気を付ける
  • マットは3ヶ月に1度は交換する
  • 多頭飼育をしない(するなら大きなケースで)

以上の4点に気を付けているだけで良いのです。

もちろん昆虫飼育は原因不明なことがありますので、完璧に土に出てくるのを防げるわけではありません。

しかし大部分は防げるはずですので、チラ見でもかまわないので、日々確認をするようにしたください!

それでは最後まで読んでくださり感謝です。

他にもクワガタやカブトムシの飼育記事を書いてますので、是非そちらも読んでみてください!

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