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セミの鳴き始めについて、こんな悩みはありませんか?
・「セミはいつから鳴き始めるの?毎年同じ時期なの?」
・「今年はまだセミが鳴かないけど遅いの?それとも普通?」
・「種類によって鳴き始める時期が違うって本当?」
結論を先にお伝えすると、日本で最初にセミが鳴き始めるのはニイニイゼミで6月下旬頃からで、その後7月に入るとアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミが次々と鳴き始め、8月下旬〜9月にはツクツクボウシが夏の終わりを告げます。
この記事を読めば、種類ごとのセミの鳴き始め時期と、今年の鳴き始めが遅い・早い理由がすべてわかり、夏の自然観察をより深く楽しめる知識が手に入ります。
セミはいつから鳴き始める?種類別の時期一覧

最初に鳴き始めるのはニイニイゼミ(6月下旬〜)
日本で最初に鳴き始めるセミはニイニイゼミで、例年6月下旬頃から「チィーーー」という細くて高い鳴き声が聞こえ始めます。
ニイニイゼミが鳴き始めると、いよいよセミの季節の到来を実感できます。
体が小柄なため成虫になるまでの地中生活が比較的短く、他のセミよりも早い時期に羽化できるのが早鳴きの理由です。
鳴き声が細く小さいため聞き逃してしまうことも多いですが、6月下旬に高い連続音が聞こえたらニイニイゼミのサインです。
ニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきたら本格的な夏の始まりが近いことを教えてくれる、夏の最初の使者と言えますよ。
7月に入るとアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミが一斉に鳴き始める
梅雨明け前後の7月上旬〜中旬になると、アブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミが次々と鳴き始めます。
アブラゼミは「ジージージー」・ミンミンゼミは「ミーンミンミン」・クマゼミは「シャアシャアシャア」という特徴的な鳴き声でそれぞれ存在感を示します。
この時期になると複数の種類のセミが同時に鳴くため、夏の鳴き声のボリュームが一気に増して「夏本番」を実感できます。
特にクマゼミは近年温暖化の影響もあり関東地方でも増えており、7月に入るとシャアシャアという大音量が都市部でも聞こえるようになっています。
セミの羽化が始まる時期と条件についてさらに詳しく知りたい方は
セミの羽化時期はいつから始まるのか|自宅でもできる観察方法と注意点を解説
もあわせてご覧ください。
8月下旬〜9月はヒグラシとツクツクボウシが夏の終わりを告げる
夏の後半になると主役が交代し、ヒグラシとツクツクボウシの声が目立つようになります。
ヒグラシは夏を通して鳴いていますが、特に8月下旬以降の夕暮れ時に「カナカナカナ」という声が印象的に響きます。
ツクツクボウシは8月下旬〜9月が鳴き始めのピークで、「ツクツクボーシ」という独特のリズムある鳴き声が夏の終わりを告げます。
「ツクツクボウシが鳴いたら夏休みの終わり」という感覚を持つ方も多く、セミの種類の移り変わりが季節の変化を知らせる自然のカレンダーになっています。
10月に入るとほとんどのセミが姿を消し、長かったセミの季節が静かに幕を閉じます。
セミが鳴き始める時期を決める要因

地温が鳴き始めの時期を決める最大の要因
セミが鳴き始める時期を決める最も重要な要因は地温(地中の温度)です。
セミの幼虫は地温が一定の温度を超えると羽化のスイッチが入り、地上に出てきます。
目安としては地温が20度前後に達することが羽化の条件とされており、この温度に達しない限りセミは地中から出てきません。
春から夏にかけて地温が徐々に上がるのが理想的な条件で、気温の上昇が早い年は鳴き始めも早く、梅雨が長引く年は鳴き始めが遅くなる傾向があります。
「セミがいつから鳴き始めるか」は気温だけでなく地温を見ることが重要で、地温の変化がセミの季節の到来を左右するのです。
梅雨明けのタイミングが鳴き始めに大きく影響する
セミが本格的に鳴き始めるタイミングは梅雨明けと密接に関係しています。
梅雨明けとともに気温と地温が一気に上昇するため、多くのセミが梅雨明け直後に一斉に羽化して鳴き始めます。
梅雨明けが早い年は7月上旬から鳴き声が増し、梅雨が長引く年は鳴き始めが7月下旬にずれ込むこともあります。
「今年はセミの鳴き始めが遅い」と感じたときはまず梅雨明けの時期を確認することで、鳴き始めの遅れの理由がほぼ説明できます。
梅雨明けとセミの鳴き始めの関係を知っておくことで、今年の夏のセミの動向を天気予報から予測できるようになります。
地域によって鳴き始めの時期が異なる
セミの鳴き始めは地域によって大きく異なります。
九州・沖縄などの温暖な地域では関東・東北よりも1〜2週間早く鳴き始めることが多く、北海道では本州よりも遅くなります。
同じ関東でも都市部と山間部では気温・地温の上昇時期が異なるため、鳴き始めにズレが生じることがあります。
また標高が高い場所では気温が低いためセミの鳴き始めが遅く、同じ種類でも平地と山地では1〜2週間の差が生まれることもあります。
自分の住む地域の過去の鳴き始め時期を把握しておくことで、今年の鳴き始めが早いか遅いかを正確に判断できるようになります。
今年のセミの鳴き始めが遅い・早い理由

鳴き始めが遅い年の主な理由
例年よりもセミの鳴き始めが遅いと感じる年には、いくつかの共通した理由があります。
最も多い理由は梅雨の長期化や梅雨明けの遅れで、地温の上昇が遅れることでセミの羽化が後ずれします。
また春から初夏にかけての気温が低い年も地温が上がりにくく、幼虫が地中から出てくるタイミングが遅れます。
雨量が少ない乾燥した年も土が固く締まってしまうため、幼虫が地上に出にくくなって鳴き始めが遅れることがあります。
「今年はセミが遅い」と感じたら異常気象のサインであることが多く、自然環境の変化を敏感に察知しているセミの生態が浮き彫りになります。
セミの鳴き声が減っている背景については
セミがいない夏の理由を解説します|暑さや羽化環境の異変が影響中
でも詳しく解説しています。
鳴き始めが早い年の主な理由
逆に例年よりも鳴き始めが早い年には梅雨明けの早まりや春からの高温傾向が主な理由として挙げられます。
近年は温暖化の影響で梅雨明けが早まる年が増えており、それに伴ってセミの鳴き始めも早くなる傾向が見られます。
「6月中にもうセミが鳴いていた」という声が増えているのもこの温暖化の影響によるものです。
鳴き始めが早まることは一見良いことのように見えますが、猛暑が早まることでセミの活動適温を超えてしまう時期が長くなるというリスクもはらんでいます。
鳴き始めが早い年の後半の鳴き声の変化にも注目してみると、気候変動とセミの関係をより深く観察できます。
近年の気候変動がセミの鳴き始めに与える影響
近年の気候変動はセミの鳴き始めの時期にも明確な影響を与えています。
温暖化による平均気温の上昇で地温が早く上がるようになり、全体的に鳴き始めが早まる傾向が続いています。
一方で梅雨の降雨パターンの変化や極端な猛暑日の増加が、セミの活動適温を外れる時間を増やして鳴き声が減る日も出てきています。
「昔よりセミが少なくなった気がする」という声が増えているのも、このような気候変動の影響が積み重なっているためと考えられます。
気候変動がセミの鳴き声に与える影響については
セミが鳴いてない理由を徹底解説|異常気象と土壌環境の変化が影響
でも詳しく解説しています。
種類別・セミが鳴く時期の一覧カレンダー
6月〜7月前半に聞こえるセミ
6月下旬〜7月前半に聞こえる主なセミはニイニイゼミです。
「チィーーー」という細い連続音が特徴で、梅雨の晴れ間や梅雨明け直後から鳴き始めます。
鳴き声が小さく気づかれにくいため「今年はまだセミが鳴かない」と感じていても、よく耳を澄ますとすでに鳴いていることがあります。
ニイニイゼミの鳴き声は7月下旬頃まで続きますが、他の種類が鳴き始めると相対的に目立たなくなります。
6月の晴れた蒸し暑い日に公園の木の近くで耳を澄ますと、夏の到来を告げるニイニイゼミの声に出会えるかもしれません。
7月〜8月中旬に聞こえるセミ
7月から8月中旬はアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミ・ヒグラシが鳴き声の主役となる時期です。
アブラゼミの「ジージー」・ミンミンゼミの「ミーンミンミン」・クマゼミの「シャアシャア」が重なり合う夏の大合唱が最もにぎやかな時期です。
ヒグラシは夕暮れ時と早朝に「カナカナ」と鳴き、夏の情景に哀愁を添えます。
この時期は一日の時間帯によって聞こえるセミの種類が変わる「セミの交代劇」を楽しめる最高の観察シーズンです。
セミの一生と成長過程についてさらに詳しく知りたい方は
セミの成長過程とさなぎの謎を解説|幼虫時代や羽化のタイミングを詳しく説明
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8月下旬〜9月に聞こえるセミ
8月下旬から9月にかけてはツクツクボウシが鳴き声の主役になります。
「ツクツクボーシ」という独特のリズムある鳴き声は夏の終わりのシンボルで、この声が聞こえてくると多くの人が夏の終わりを実感します。
ヒグラシも引き続き夕暮れ時に鳴いており、ツクツクボウシとヒグラシが重なる時期は晩夏の独特の風情を醸し出します。
10月に入るとほとんどのセミが鳴かなくなり、静かな秋の訪れとともにセミの季節が終わります。
セミが何年もの幼虫期間を経て成虫になる一生については
セミの幼虫期間はなぜ長いのか|種類ごとの違いや地中生活の理由を解説
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セミの鳴き始めを観察するためのポイント
初鳴きを確認するのにおすすめの場所
セミの初鳴きを確認するのに最もおすすめの場所は広葉樹の多い公園や神社です。
サクラやケヤキなどの大きな木が多い公園は毎年多くのセミが生息しており、鳴き始めを最も早く確認できるスポットです。
都市部よりも自然が豊かな公園や緑地の方が地温の上昇がスムーズなため、鳴き始めが早い傾向があります。
6月下旬から公園の木の周辺で耳を澄ませながら散歩するだけで、今年の初鳴きを最速で確認できる可能性が高まります。
初鳴きの日付を毎年記録しておくと、年ごとの気候変化とセミの鳴き始めの関係を自分で分析できる面白い自然観察の記録になります。
初鳴きを聞き逃さないための耳の使い方
セミの鳴き始めの時期は声が小さく聞き逃しやすいため、意識して耳を傾ける習慣が大切です。
特に最初に鳴き始めるニイニイゼミは鳴き声が細く小さいため、風の音や車の音に紛れて聞こえないことがあります。
静かな時間帯である早朝や昼休みなどに、公園や緑地の近くで意識的に耳を傾けることで初鳴きに気づきやすくなります。
スマートフォンの録音機能を使って周囲の音を録音しておき、後から聞き直すという方法も初鳴きの確認に有効です。
初鳴きを聞いた日を家族や友人と共有するという小さな習慣が、夏の自然観察をより楽しく豊かなものにしてくれますよ。
セミの鳴き始めが遅い年の過ごし方
例年よりもセミの鳴き始めが遅い年は、焦らず自然のタイミングを待つことが大切です。
「今年はセミが少ないのでは」と心配になることもありますが、地温が上がれば自然と鳴き始めるため過剰に心配する必要はありません。
鳴き始めが遅い年は梅雨明け後に一気に大量のセミが羽化することが多く、遅れた分を取り戻すように鳴き声が一斉に増えることもあります。
セミが減っているのか鳴き始めが遅れているだけなのかを判断するには、梅雨明け後2週間程度様子を見ることが目安です。
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日本で最初にセミが鳴き始めるのはニイニイゼミで6月下旬頃からで、梅雨明けとともにアブラゼミ・ミンミンゼミ・クマゼミが7月に鳴き始め、8月下旬〜9月にはツクツクボウシが夏の終わりを告げます。
鳴き始めの時期は地温・梅雨明けのタイミング・地域によって変わるため、今年の鳴き始めが遅い場合は気候条件をあわせて確認することで理由がわかります。
種類ごとの鳴き始め時期を覚えておくことで、夏の自然観察がより豊かで楽しいものになりますよ。
