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- 「ダンゴムシって何を食べているの?」
- 「飼育しているダンゴムシに何のエサを与えればいい?」
- 「庭の植物がダンゴムシに食べられている気がする…」
ダンゴムシは子どもから大人まで身近な生き物ですが、何を食べているか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
ダンゴムシは雑食性で、落ち葉・枯れ木・コケなどの腐植物を主食としながら、場合によっては生きた植物の新芽や果実も食べます。
この記事ではダンゴムシが食べるものの種類・食性の特徴・家庭でのエサの与え方・食害の見分け方まで詳しく解説します。
ダンゴムシは何を食べる?食性と主なエサの種類
ダンゴムシの基本的な食性
ダンゴムシは雑食性の生き物で、動物質・植物質どちらも食べる柔軟な食性を持っています。
ただし食べるものには好みがあり、もっとも好んで食べるのは「腐植物(ふしょくぶつ)」と呼ばれる有機物が分解途中の状態のものです。
落ち葉・枯れた植物・腐った木・コケ・キノコ・腐敗した果実などがその代表例です。
ダンゴムシは「分解者」として生態系の中で重要な役割を担っており、有機物を分解して土に栄養を戻す働きをしています。
この分解者としての役割はミミズや土中の微生物と並んで、健全な土壌づくりに貢献しています。
少数であれば庭の益虫的な存在ともいえますが、大量発生すると食害を引き起こす原因にもなります。
ダンゴムシが大量発生する理由については「ダンゴムシが大量発生する理由とは|時期・原因・被害・対策を徹底解説」の記事で詳しく解説しています。
ダンゴムシが特に好んで食べるもの
ダンゴムシが特に好んで食べるものをリストアップします。
落ち葉・枯れ葉(広葉樹・針葉樹ともに食べますが、柔らかい落ち葉を特に好みます)、腐った木材・朽ち木、コケ・地衣類、キノコや菌類、腐敗した野菜・果物の残渣、動物の糞(カルシウム補給のために好んで食べる場合があります)などです。
ダンゴムシはカルシウムを非常に好む傾向があり、卵の殻・貝殻・コンクリートの表面をかじることも確認されています。
これはコンクリートに含まれる石灰(炭酸カルシウム)を摂取しているためで、ダンゴムシが外壁や基礎コンクリートに集まりやすい理由のひとつです。
夜行性のため昼間は土の下や落ち葉の陰に隠れており、暗くなってから活発に食事をします。
ダンゴムシが植物を食べる?食害の実態
生きた植物を食べるのはどんな状況か
「ダンゴムシは落ち葉や腐植物しか食べない」と思われがちですが、条件次第では生きた植物も食害します。
特に食害が起きやすいのは以下の状況です。
ダンゴムシが大量発生して腐植物だけではエサが不足しているとき、植物の新芽・若葉・茎など柔らかくて食べやすい部位がそばにあるとき、地面に接している果実や根野菜など地際近くに植物がある場合です。
ダンゴムシは硬い葉よりも柔らかくて水分を含んだ部位を好むため、新芽・発芽したての苗・やわらかい果実が特に食害されやすいです。
庭で苗を植え付けたばかりのころや、発芽直後の野菜の芽がなぜか消えてしまうというケースはダンゴムシの食害が原因のことがあります。
日中は隠れていて夜間に食害するため、朝になって初めて被害に気づくことが多いです。
ダンゴムシの食害を見分けるポイント
植物の食害がダンゴムシによるものかどうかを見分けるポイントがあります。
被害が地際(地面に近い部分)に集中している、葉や茎の断面が不規則にかじられている、夜間に植物の周辺でダンゴムシを多数確認できる、落ち葉や石をどけたそばの土にダンゴムシが多くいる、といった状況があればダンゴムシの食害が疑われます。
ナメクジの食害と混同されやすいですが、ナメクジは粘液の跡が残るのに対してダンゴムシはそのような跡を残さない点が見分けのポイントです。
食害が確認できた場合は夜間にライトを持って庭を確認することで、ダンゴムシが犯人かどうかを直接確かめられます。
大量発生している場合は庭全体の環境改善も合わせて取り組む必要があります。
大量発生時の対策については「ダンゴムシが大量発生する理由とは|時期・原因・被害・対策を徹底解説」の記事を参考にしてください。
ダンゴムシに食べられやすい植物
ダンゴムシの食害を受けやすい植物には傾向があります。
特に被害報告が多いのは、パンジー・ビオラ・マリーゴールドなどの一年草の新芽、発芽直後のレタス・キャベツ・ほうれん草などの葉野菜の芽、イチゴ・スイカ・メロンなど地面に接する果実、ダイコン・カブなど地際に近い根野菜の茎基部です。
これらの植物を育てている庭でダンゴムシが大量発生している場合は、苗の周辺に忌避剤を散布するか、防虫ネットで苗を覆う対策が有効です。
一方、硬い葉を持つ多年草や成熟した果実の固い皮はあまり食害されません。
柔らかい苗や新芽の時期だけ集中して対策することが効率的なアプローチです。
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ダンゴムシを飼育する場合のエサの与え方
飼育ダンゴムシに与えられるエサ一覧
ダンゴムシは飼育することができ、子どもの観察学習にも人気の生き物です。
飼育下では以下のものをエサとして与えられます。
落ち葉(広葉樹の枯れ葉が最適・ 針葉樹でも可)、枯れた植物の茎や根、野菜のくず(レタスの外葉・キャベツの外葉・ニンジンの皮など)、りんごやバナナの皮・腐りかけの果物、コケ、金魚のエサ(カルシウム補給に効果的)、卵の殻を砕いたもの(カルシウム補給)などです。
卵の殻は焼かずに乾燥させて砕いたものを与えるとカルシウム補給として非常に効果的で、ダンゴムシが好んで食べます。
エサの鮮度が高いものより、少し乾燥して分解が始まりかけているものの方がダンゴムシにとって食べやすく、好んで食べる傾向があります。
飼育時のエサの頻度と管理方法
飼育下でのエサの与え方の基本を解説します。
エサの頻度は2〜3日に1回程度が目安です。
食べ残しをそのまま放置するとカビが生えてケース内の環境が悪化するため、食べ残しは2〜3日で取り除いてください。
落ち葉は常にケース内に入れておくと、エサにもなり隠れ家にもなる一石二鳥のアイテムになります。
乾燥した落ち葉を霧吹きで少し湿らせてから入れると、ダンゴムシが食べやすい状態になります。
飼育ケースの底には腐葉土や黒土を3〜5cm敷いておくと、ダンゴムシが潜って休める環境になり、土中の微生物もエサになります。
水分補給は霧吹きで週に2〜3回程度ケース内の土と落ち葉に水を吹きかけることで十分です。
直接水を飲むというより、エサや土に含まれる水分を摂取するスタイルなのでビチャビチャになるほど与える必要はありません。
ダンゴムシが食べないものと注意点
飼育する際に与えてはいけないものや、食べない傾向があるものも覚えておきましょう。
農薬が残った野菜・果物は避けてください。
ネギ・玉ねぎ・ニンニクなど強い匂いのある食材は嫌う傾向があります。
塩分の多い食品・加工食品は与えないでください。
針葉樹の落ち葉(松・スギなど)は成分が強く食べにくいため、与える場合は広葉樹の落ち葉を主体にして少量混ぜる程度にとどめてください。
また肉・魚などの動物性タンパク質も食べることがありますが、腐敗が早くケース内が不衛生になりやすいため飼育下では避けた方が管理が楽です。
ダンゴムシと一緒に見かけるヤスデも似たような環境に生息していますが、両者は全くの別の生き物です。見分け方については「日本のヤスデの種類と特徴|よく見かけるヤスデを徹底解説【2026年版】」の記事も参考にしてください。
ダンゴムシのエサと生態にまつわるよくある疑問
Q. ダンゴムシは共食いをする?
ダンゴムシは通常は共食いをしませんが、極度のエサ不足の状況では死んだ仲間を食べることが確認されています。
飼育下で急に個体数が減っている場合はエサ不足が原因の可能性があります。
共食いを防ぐためにも、飼育ケースには常に十分な量の落ち葉やエサを入れておくことが大切です。
Q. ダンゴムシはコンクリートを食べる?
ダンゴムシがコンクリートをかじることは実際に観察されており、コンクリートに含まれるカルシウム分を摂取していると考えられています。
コンクリートそのものを大量に摂取して建物に重大なダメージを与えるレベルではありませんが、表面が白くかすれてくることがあります。
外壁や玄関のコンクリート周辺にダンゴムシが多く集まる場合は、カルシウム不足が原因のことがあるため飼育中のダンゴムシには卵の殻を与えることで解消できます。
Q. ダンゴムシはミミズや虫を食べる?
ダンゴムシは基本的に植物性の腐植物を食べますが、死んだ昆虫や虫の死骸も食べることがあります。
生きた虫を積極的に捕食するわけではなく、あくまで「すでに死んでいるもの」を食べる分解者としての行動です。
ミミズの死骸もダンゴムシのエサになることがあり、庭の土中の有機物をくまなく分解する生き物としての役割を果たしています。
このようにダンゴムシは雑食でありながらも、基本的には「死んだ有機物を分解する」という方向性の食性を持っており、健全な土壌環境に貢献する存在といえます。
家の中にダンゴムシが入ってくる場合の対処法については「ダンゴムシが家の中に入ってくる理由|侵入経路・対処法・予防策を徹底解説」の記事を参考にしてください。
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