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- 「家に出たヤスデの種類が知りたい」
- 「ヤスデって日本にどのくらいの種類がいるの?」
- 「赤いヤスデや黄色いヤスデを見たけど何という種類?」
一口にヤスデといっても日本には非常に多くの種類が生息しており、見た目も生息環境もさまざまです。
日本に生息するヤスデは約3,000種以上とも言われており、身近なものから希少種まで多様な種類が存在します。
この記事では日本に生息する主なヤスデの種類・見分け方・それぞれの特徴を詳しく解説します。
日本のヤスデの種類と特徴|よく見かけるヤスデを徹底解説【2026年版】
ヤスデとはどんな生き物か
ヤスデは節足動物門多足類に属する生き物で、昆虫でもムカデでもなく「倍脚類」というグループに分類されます。
体の各体節に2対(4本)の脚を持つことが最大の特徴で、これはムカデが1対(2本)であることと大きく異なります。
脚の数が多く、波打つように動かして歩くのがヤスデの最も特徴的な動きです。
ヤスデは基本的に腐植物や落ち葉を食べる分解者として生態系で重要な役割を担っています。
土の中の有機物を分解してミネラルを土に戻す働きをしており、ガーデニングや農業の観点からは必ずしも害虫とは言えない面もあります。
ヤスデとムカデの見分け方については「ヤスデとムカデの違いを徹底解説|見分け方・危険性・正しい対処法を徹底比較」の記事で詳しく解説しています。
日本に生息するヤスデの数
日本は世界の中でもヤスデの種類が豊富な国のひとつです。
現在確認されているだけでも数百種以上が日本に生息しており、未記載(まだ正式に名前がついていない)の種も多く残っています。
日本のヤスデ研究はまだ発展途上で、研究が進むにつれ新種が次々と発見されており、実際の種数はさらに多いと考えられています。
私たちが日常生活で出会うヤスデのほとんどは、ヒトオビヤスデ科・ヤケヤスデ科・キシャヤスデ科などの数種類に絞られます。
日本でよく見かけるヤスデの種類
①ヤケヤスデ(最もよく見られる種)
日本で最もよく見かけるヤスデのひとつです。
体長は約2〜3cmで、全体的に茶褐色〜黒褐色をしています。
湿った落ち葉の下・腐植土の中・石の下などに多く生息しています。
梅雨の時期や雨の後に大量発生して家の周りや玄関に現れることが多く、家庭でヤスデ被害として報告されるものの多くはこのヤケヤスデが関係しているとされています。
特有の刺激臭を持つ体液を分泌する能力があり、触れると手に臭いが残ることがあります。
②ヒトオビヤスデ(体に縞模様を持つ種)
体節ごとに縦縞や横縞の模様を持つ種類で、比較的多くの地域で見られます。
体長は1〜4cm程度と種によって幅があり、色は茶色・黒・赤褐色などさまざまです。
この仲間は日本全国に広く分布しており、森林・公園・庭など幅広い環境に適応しています。
腐葉土や枯れ木を好み、土の分解者として生態系の中で重要な働きをしています。
③キシャヤスデ(大量発生で有名な種)
キシャヤスデは数年に1度の周期で大量発生することで知られている種類です。
体長は約3〜4cmで、赤褐色〜暗褐色の体色をしています。
かつて鉄道線路に大量発生して列車の車輪が空転するほどの被害を出したことから「キシャヤスデ(汽車ヤスデ)」という名前がついたとされています。
主に山地の落ち葉や腐植土に多く生息しており、周期的な大量発生が起きると住宅にも大量侵入することがあります。
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④アオヤスデ(青色・緑色の美しい種)
名前の通り青緑色〜金属光沢のある美しい体色を持つヤスデの仲間です。
体長は約3〜6cmと比較的大型で、見た目の美しさからヤスデの中では比較的人気の高い種類です。
アオヤスデの仲間の一部はシアン化水素(青酸)成分を微量含む体液を分泌するとされており、触れた際は石けんでよく手を洗うことが大切です。
主に落葉広葉樹林の腐植土に生息しており、都市部よりも山地や里山周辺で多く見られます。
⑤タマヤスデ(丸まる小さな種)
体長約5〜10mmの小型のヤスデで、危険を感じるとダンゴムシのようにコロンと丸まる独特の習性を持ちます。
色は黒褐色〜濃褐色で、光沢のある体がダンゴムシに似ているため混同されることがあります。
タマヤスデとダンゴムシの見分け方は脚の数で、タマヤスデの方が脚がずっと多くびっしりとついています。
腐植土の豊かな場所を好み、主に落ち葉の下や石の下に生息しています。
ダンゴムシとタマヤスデの違いを知りたい方には「ヤスデとムカデの違いを徹底解説|見分け方・危険性・正しい対処法を徹底比較」の記事もあわせて参考にしてください。
ヤスデの見分け方のポイント
体の特徴で見分けるポイント
家の周りで見かけた虫がヤスデかどうか判別するための基本的なポイントをまとめます。
脚が非常に多く、体節ごとに2対ずつついている(ムカデは1対)、動きがゆっくりとしている、触ると臭いを放つことがある、丸まらないか丸まる(種によって異なる)、のような特徴があればヤスデの可能性が高いです。
ムカデと最もよく混同されますが、ムカデは動きが速く、噛む力があり、毒を持つという点でヤスデと大きく異なります。
大量発生している場合の対応
特定の種類のヤスデが庭や家の周りに大量発生している場合は、その種類の生息環境(腐植物・落ち葉・湿気)を改善することが根本対策になります。
落ち葉や腐植物を定期的に取り除き、庭の排水を改善することで発生数を抑えられることがあります。
梅雨時期や長雨のあとは特に活動が活発になるため、この時期だけでも重点的な管理を心がけましょう。
大量発生の時期と原因については「ヤスデの大量発生の時期を徹底解説|年2回のピークと事前にできる予防対策」の記事で詳しく解説しています。
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