*この記事はAmazonアソシエイトに参加しています。また、一部のコンテンツ作成にAIを活用しています
- 「石をどけたらダンゴムシみたいな虫がいたけど丸くならない…これって何?」
- 「ダンゴムシとワラジムシって何が違うの?」
- 「ワラジムシは害虫?それとも益虫?」
ダンゴムシとワラジムシは非常によく似た見た目をしていますが、別の生き物です。
最も簡単な見分け方は「触ったときに丸くなるかどうか」で、丸くなればダンゴムシ・平べったいまま逃げればワラジムシです。
この記事ではダンゴムシとワラジムシの違い・見分け方・生態の差・駆除が必要かどうかまで詳しく解説します。
ダンゴムシとワラジムシの基本的な違い
分類上の関係
ダンゴムシとワラジムシはどちらも節足動物門・甲殻類・等脚目(ワラジムシ目)に属する仲間です。
昆虫ではなくエビやカニと同じ甲殻類の仲間で、陸上生活に適応した生き物です。
分類上はかなり近い関係にありますが、種レベルでは異なります。
ダンゴムシは「オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)」、ワラジムシは「オカワラジムシ(Porcellio scaber)」という別種です。
どちらも日本各地に広く生息しており、同じ湿った場所で一緒に見つかることも多い生き物です。
日本に生息するヤスデやムカデとも混同されることがありますが、これらは全く別のグループに属します。
ヤスデの種類や特徴については「日本のヤスデの種類と特徴|よく見かけるヤスデを徹底解説【2026年版】」の記事でまとめています。
一目でわかる見た目の違い
ダンゴムシとワラジムシは慣れると見た目だけでも区別できます。
ダンゴムシは体が丸みを帯びていて厚みがあり、全体的にころっとした形をしています。
色は灰色〜茶褐色が多く、表面に光沢があります。
体長は成体で10〜15mm程度です。
一方ワラジムシは体が扁平で薄く、ダンゴムシより細長い形をしています。
ワラジムシはダンゴムシより体の厚みが明らかに薄く、横から見ると平べったいのが一番わかりやすい特徴です。
体色はダンゴムシより白っぽい灰色〜まだら模様のものが多く、体長はダンゴムシとほぼ同じ10〜15mm程度です。
また尾節(お尻の部分)がダンゴムシより長く突き出ているのも見分けのポイントのひとつです。
触ったときの反応の違い
最も確実な見分け方が「触ったときの反応」です。
ダンゴムシは危険を感じると体を完全な球体に丸める防御行動をとります。
この「丸まる」行動がダンゴムシの最大の特徴で、名前の由来にもなっています。
ワラジムシは丸まることができず、触ると素早く走って落ち葉や石の隙間に逃げ込むという別の逃避戦略をとります。
この反応の違いは体の構造の違いによるもので、ワラジムシは体の各節の背甲が球体を形成できる重なり方になっていないためです。
子どもに教える際は「丸くなるのがダンゴムシ、逃げるのがワラジムシ」と覚えてもらうのが最もわかりやすいです。
ダンゴムシが丸くなる仕組みや理由については「ダンゴムシが丸くなる理由【2つの目的】仕組み・丸くならない種類との違いも解説」の記事で詳しく解説しています。
生態・生活習慣の違い
生息場所の違い
ダンゴムシとワラジムシはどちらも湿った暗い場所を好みますが、好む環境に若干の違いがあります。
ダンゴムシは比較的乾燥した環境にも対応できる幅広い適応力を持っており、庭・公園・道端・コンクリートの隙間など幅広い場所で見られます。
ワラジムシはダンゴムシより湿気を好む傾向が強く、特に腐植物が豊富な場所や湿ったコケの下などに多く生息します。
ワラジムシはダンゴムシより乾燥に弱いため、より湿度の高い環境に偏って分布する傾向があります。
同じ石の下でもダンゴムシとワラジムシが一緒にいることも多く、両種の生息場所は大きく重なっています。
梅雨の時期や雨上がりは両種ともに活発に動き回り、家の玄関や窓周辺でよく見かけるようになります。
食性・繁殖の違い
食性はダンゴムシとワラジムシでほぼ同じです。
どちらも落ち葉・枯れた植物・腐植物・コケ・菌類などを食べる分解者として生態系に貢献しています。
大量発生時には柔らかい植物の新芽や苗を食害することもある点も共通しています。
繁殖方法もほぼ同じで、メスがお腹の育房(卵袋)の中で卵を保護して孵化させる点が共通しています。
ただし繁殖速度にはわずかな差があり、ワラジムシの方がダンゴムシより産卵数がやや多い傾向があるとされています。
寿命も両種とも2〜4年程度と比較的長寿な部類に入ります。
ダンゴムシの食性について詳しくは「ダンゴムシは何を食べる?食性・植物への食害・飼育時のエサの与え方を解説」の記事も参考にしてください。
活動時間と冬眠の違い
両種とも夜行性で、昼間は石の下や落ち葉の陰に隠れて夜間に活発に活動します。
冬の過ごし方にも共通点があり、どちらも気温が低下すると活動を落として越冬します。
ワラジムシはダンゴムシより寒さに強いとされており、比較的低温でも活動を続けることがあります。
その分ワラジムシは冬場でも暖かい日には動いているのを見かけることがあります。
▼ダンゴムシ・ワラジムシ対策グッズをAmazonでチェック
ダンゴムシとワラジムシは害虫?益虫?
両種ともに益虫・害虫の両面を持つ
ダンゴムシとワラジムシはどちらも「益虫にも害虫にもなる」生き物です。
少数であれば落ち葉や腐植物を分解して土壌を豊かにする益虫的な役割を担います。
大量発生すると植物への食害・室内への侵入・不快感といった問題が生じる害虫的な側面が出てきます。
どちらを駆除すべきかより「大量発生しない環境を作る」という考え方が、庭の生態系にとっても最も賢明なアプローチです。
ダンゴムシが害虫・益虫どちらになるかについては「ダンゴムシは害虫?益虫?大量発生しないよう共存するための考え方を解説」の記事で詳しく解説しています。
飼育する場合の違い
ダンゴムシとワラジムシはどちらも飼育ができます。
必要なものもほぼ同じで、腐葉土・落ち葉・霧吹きがあれば飼育可能です。
同じケースで一緒に飼育しても問題なく共存できます。
観察目的の飼育ではダンゴムシの方が「丸まる」という分かりやすい行動があるため、特に子どもの教育目的には向いています。
ワラジムシは動きが素早く逃げ足が速いため、飼育ケースの通気穴を小さめにするなど脱走防止に注意が必要です。
ダンゴムシの飼い方全般については「ダンゴムシの飼い方【初心者向け】必要なもの・エサ・長生きのコツを徹底解説」の記事でまとめています。
大量発生した場合の対策と予防
大量発生を防ぐ環境改善
ダンゴムシとワラジムシの大量発生を防ぐ環境改善の方法はほぼ共通しています。
庭の落ち葉・腐植物をこまめに取り除く、プランターや植木鉢を直置きせず台に乗せる、排水を改善して土の湿気を減らす、石やレンガを定期的に移動させて隠れ場所を減らす、といった対策が有効です。
特に梅雨前の5月に環境整備をしておくことで、大量発生シーズンの個体数を大幅に抑えることができます。
両種ともカルシウムを好む性質があるため、コンクリートの基礎周辺にも集まりやすいです。
コンクリートへのダンゴムシ集積については「ダンゴムシがコンクリートを食べる理由|建物への影響と集積を防ぐ対策を解説」の記事も参考にしてください。
忌避剤の活用
環境改善と並行して忌避剤を使うと、より効果的に個体数をコントロールできます。
粉末タイプの忌避剤を庭の境界・玄関まわり・窓の外側に散布することで、ダンゴムシとワラジムシの侵入を抑制できます。
忌避剤は雨で流れると効果が薄れるため、梅雨の時期は散布頻度を上げるか耐雨性の高い製品を選ぶことをおすすめします。
どちらの種類が発生しているかにかかわらず、使える対策は共通しているため、見分けがつかない場合でも同じ対策で問題ありません。
まとめ:ダンゴムシとワラジムシの違い一覧
ダンゴムシとワラジムシの主な違いをまとめます。
体の形:ダンゴムシは丸みがある・ワラジムシは扁平で薄い
触ったときの反応:ダンゴムシは丸まる・ワラジムシは素早く逃げる
湿度への好み:ダンゴムシは幅広い環境・ワラジムシはより高湿度を好む
寒さへの耐性:ダンゴムシより ワラジムシの方がやや強い
見分け方・生態・対策のどれをとっても似た部分が多い両種ですが「丸まるか丸まらないか」という一点が最も確実な識別方法です。
どちらの生き物も生態系の分解者として重要な役割を担っており、大量発生しない環境を整えながら共存することが庭にとっても最善の管理方法です。
▼ダンゴムシ・ワラジムシ 忌避剤をAmazonや楽天でチェック
