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- 「カマキリが産卵しているのを見た!いつ頃産むの?」
- 「カマキリの卵鞘はどこに産み付けるの?」
- 「産卵のあとのメスはどうなる?」
- 「飼育しているカマキリが産卵する予兆はある?」
秋になるとカマキリのメスがお腹を大きく膨らませて産卵する姿を見かけることがあります。
カマキリの産卵時期は9〜11月で、草の茎・木の枝・外壁など比較的安定した場所を選んで卵鞘を産み付けます。
産卵場所は種類によって特徴があり、産み付けられた卵鞘はそのまま越冬して翌春に孵化します。
この記事ではカマキリの秋の産卵時期・産卵場所・産卵の仕組み・産卵の予兆・産卵後のメスの状態まで詳しく解説します。
カマキリの産卵時期
産卵のピークは10月
カマキリのメスが産卵する時期は9〜11月で、ピークは10月頃です。
交尾から産卵まで数日〜2週間程度かかることが多く、交尾後にメスが十分な栄養を蓄えてから産卵します。
1匹のメスが複数回産卵することもあり、1〜3個の卵鞘を産むことが一般的です。
産卵する時間帯は昼間が多く、産卵中のメスは数時間その場から動かずにお腹を動かし続けます。
産卵の時期は成虫になった時期・栄養状態・気温に影響されます。栄養が豊富なメスほど産卵数が多く・卵鞘が大きくなる傾向があります。飼育下ではエサを豊富に与えることが産卵成功率と産卵数を高める最重要管理です。
交尾の時期とオスの運命
カマキリの交尾は産卵の数週間前から始まり、9〜10月がメインの時期です。
カマキリのオスは交尾中にメスに捕食されることがあります(共食い)。
交尾中にオスの頭が食べられても交尾行動が継続されることがあり、オスの犠牲がメスの栄養になって卵の数を増やすという仮説もあります。
ただし野外では交尾中の共食いは必ずしも起きるわけではなく、メスが空腹でない場合はオスを捕食しないことも多いです。飼育下でペアリングする場合はメスに十分エサを与えてから行うことで共食いリスクを下げられます。
カマキリの産卵場所の特徴
産卵場所の共通条件
カマキリのメスが産卵場所を選ぶ際にはいくつかの条件があります。
冬の風雨・雪に対して安定している場所・卵鞘が落下しにくい場所・日当たりが良く春に温まりやすい場所を好む傾向があります。
人工物(フェンス・外壁・駐車場のコンクリート壁など)も自然物と同じように産卵場所として利用されます。
カマキリは産卵場所を慎重に選ぶため、産卵中のメスを刺激したり産卵場所を揺らしたりすると産卵を中断することがあります。産卵中を発見したらそっと観察するだけにしてください。
種類別の産卵場所の特徴
種類によって産卵場所の好みが異なります。
オオカマキリ・チョウセンカマキリは草の茎・低木の枝・フェンス・外壁など地面から50cm〜2m程度の高さを好みます。
ハラビロカマキリは樹上性が強く、木の枝・幹の2〜5m程度の高い場所に産み付けることが多いです。
コカマキリは地面に近い草の茎・石の表面・コンクリート壁の低い位置を好みます。
家の外壁・玄関ドア周辺・駐車場のコンクリート壁などにカマキリの卵鞘が産み付けられることがあります。
これは人工物でも安定した産卵場所として利用されるためで、カマキリにとっては最適な越冬場所に見えているということです。
産卵の仕組みと産卵の予兆
卵鞘を作る仕組み
カマキリのメスは産卵と同時にお腹から泡状の分泌物を出してこれが空気に触れて固まることで卵鞘が形成されます。
産卵中のメスはお腹を激しく動かして泡と卵を交互に出し、数十分〜数時間かけて1つの卵鞘を完成させます。
産卵直後の卵鞘は白く柔らかい状態ですが、数時間〜1日程度で固まって茶色い硬い表面に変わります。
固まった卵鞘は非常に丈夫で、冬の低温・雨・雪にも耐えられる強度があります。この卵鞘の丈夫さこそがカマキリの卵が冬を越せる理由です。
飼育下でのカマキリが産卵する予兆
飼育しているカマキリのメスが産卵しそうなサインをいくつか解説します。
お腹が丸くパンパンに膨らんでくるのが最もわかりやすいサインです。
食欲が急に増えて1日に複数の獲物を食べるようになることもあります。
ケースの壁や天井を歩き回って産卵場所を探すような行動をとります。
飼育ケース内に太めの枝・割り箸などを立てておくと産卵場所になります。産卵場所がなくてもフタや壁に産み付けることがありますが、枝がある方が安定した卵鞘を産めます。
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産卵後のメスの状態と卵鞘の管理
産卵後のメスの状態
産卵を終えたメスは急激に体力が落ちて食欲も低下します。
1個目の産卵後もしばらくは生き続けて2個目・3個目の産卵を行う個体もいます。
すべての産卵が終わったメスは気温の低下とともに急速に弱って10〜11月には命を終えます。
産卵を終えたメスを飼育している場合は無理にエサを与えず、水分補給だけして静かに見守ることが最善です。食べようとするならエサを与え、食欲がないなら与えないというシンプルな管理で十分です。
産み付けられた卵鞘の管理と移動
庭や外壁に産み付けられた卵鞘を見つけた場合の対応をまとめます。
基本はそのままにしておくことをおすすめします。春に孵化した幼虫がアブラムシ・コオロギなど庭の害虫を食べてくれます。
邪魔な場所(玄関ドア・車のボンネットなど)に産み付けられた場合は枝ごと切り取って別の枝や支柱に縦向きに固定することで移動できます。
絶対に横向き・逆さまに固定しないことが孵化成功の鍵です。卵鞘の下に十分な空間を確保して縦向きに設置することで、孵化した幼虫が正常に糸でぶら下がりながら出てこられます。
卵鞘の種類の見分け方については「カマキリの卵鞘の種類と見分け方|オオカマキリ・ハラビロ・コカマキリの違いを解説」の記事でまとめています。
卵鞘を飼育して孵化させるには
産み付けられた卵鞘を飼育ケースで管理して春に孵化させることもできます。
冬の間は玄関・廊下など涼しい場所(5〜15℃程度)に置いて早期孵化を防ぎます。
春になって気温が上がってきたら孵化を待ちます。
卵鞘の表面に小さな穴が並び始めたら孵化が近いサインです。孵化直後に100匹以上の幼虫が一斉に出てくるため、ケースの蓋がしっかり閉まっていることを必ず事前に確認してください。
詳しい飼育・孵化方法については「カマキリの卵の孵化のさせ方|冬の管理・設置方法・孵化後の幼虫の育て方を解説」の記事でまとめています。
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