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ヤスデが家の中に入ってくることについて、こんな疑問はありませんか?
- ・「なぜ家の中にヤスデが入ってくるの?外にいればいいのに」
- ・「特定の季節に集中して見かけるのはなぜ?」
- ・「うちの家だけ多い気がする。家に何か原因があるの?」
結論を先にお伝えすると、ヤスデが家の中に入ってくる主な理由は「雨・乾燥・温度変化などの環境変化から逃げるため」と「家の周辺に餌となる腐植土や落ち葉が豊富にあるため」の2つです。
家そのものに問題があるというより、家の周辺環境と侵入できる隙間の存在が原因です。
この記事を読めば、ヤスデが家の中に入ってくる理由と時期・どこから侵入しているかがわかり、根本原因を理解した上で効果的な侵入防止策を取れるようになります。
ヤスデとはどんな虫?基本的な生態を知ろう

ヤスデは益虫だが家の中では不快害虫
ヤスデは多くの足を持つ節足動物で、枯れ葉や腐植土を食べて分解する益虫として自然界では重要な役割を担っています。
毒を持たず人を咬むこともないため直接的な害はありませんが、不快な見た目と独特のニオイを持つ液体を分泌するため不快害虫として扱われることが多いです。
庭や畑では土を豊かにする存在として歓迎される一方で、家の中に入り込むことで多くの人にとって不快なトラブルの原因になります。
「ヤスデがいる庭は土が豊か」という側面を知りながらも、家の中への侵入は防ぎたいというのが多くの人の本音でしょう。
ヤスデが家の中に入ってきた時の駆除方法と対処についてはヤスデの大量発生に困ったらどうしたらいい|原因と今すぐできる駆除方法を解説でも詳しく解説しています。
ヤスデとムカデの違いを把握しておく
ヤスデはよく似た見た目のムカデと混同されますが、全く異なる生き物です。
最も大きな違いは足の数と毒性で、ヤスデは体節ごとに2対の足を持ち毒を持たないのに対して、ムカデは体節ごとに1対の足を持ち毒を持って咬む危険な害虫です。
動きの速さも異なり、ヤスデはゆっくりとした動きをするのに対してムカデは素早く動きます。
家の中で見つけた虫がヤスデかムカデかを正確に判断することは、対処法と危険性の判断に直結するため重要な知識です。
体節ごとの足の数と動きの速さを確認することが、現場での最も確実な見分け方です。
日本に生息するヤスデの主な種類
日本に生息するヤスデは約600種類以上とされており、家の周辺でよく見かける代表的な種類はヤケヤスデ・アカヤスデ・ヒメヤスデなどです。
ヤケヤスデは体長約20mm程度の茶褐色のヤスデで、日本全国で最もよく見かける種類です。
アカヤスデは赤みがかった体色が特徴で、特に西日本に多く生息しています。
種類によって生息しやすい環境や活動する季節に違いがありますが、いずれの種類も腐植土・落ち葉・湿った場所を好むという共通点があります。
自分の地域・環境でどの種類が多いかを把握することで、より的確な侵入防止対策を取ることができます。
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ヤスデが家の中に入ってくる主な理由

理由①大雨・長雨で生息場所が水浸しになる
ヤスデが家の中に入ってくる最も多い理由の一つが大雨や長雨による生息場所の水没です。
ヤスデは土の中や落ち葉の下に生息していますが、大雨が続くと生息場所が水浸しになって住めなくなります。
住処を失ったヤスデが雨を避けて移動する過程で、乾燥した空間として家の玄関・床下・壁の隙間などに侵入してくることがあります。
梅雨の時期や長雨が続いた後に家の中でヤスデを見かける数が増えるのはこの理由によるもので、天気と侵入の関係を把握しておくことで事前対策が取りやすくなります。
特に排水が悪くて庭や家の周辺が水たまりになりやすい場所は、雨のたびにヤスデが移動して侵入するリスクが高い環境です。
理由②乾燥・高温を避けるため
梅雨明け後の夏場や乾燥した時期に、ヤスデが乾燥・高温から逃げるために涼しくて湿度の高い場所を求めて移動することがあります。
日中の直射日光によって庭の土の表面が乾燥・高温になると、土の中に生息していたヤスデが地表を離れて日陰や涼しい場所を探して移動します。
この移動先として家の床下・玄関の隙間・外壁の亀裂などが選ばれることがあり、気づかないうちに室内に侵入してくることがあります。
夏場に突然家の中でヤスデを見かけた場合は、庭の乾燥・高温化が原因の可能性が高く、庭の保湿と家への侵入経路の遮断という両面からの対策が必要です。
理由③家の周辺にヤスデの餌が豊富にある
ヤスデが家の周辺に多く生息している場合は、家の周辺環境にヤスデの餌となるものが豊富にあることが根本的な原因です。
落ち葉が積もった花壇・腐植土が豊かな庭・コンポスト・腐った木材・湿った植木鉢の下などは、ヤスデにとって理想的な生息環境です。
このような環境が家の周辺に多いほどヤスデの個体数が増え、侵入するリスクも比例して高まります。
「家の中にヤスデが入ってくる」という問題の根本解決には、家の周辺のヤスデの生息環境を減らすという環境改善が最も効果的です。
家の外壁や基礎周辺に腐植物が溜まりやすい環境がある場合は、定期的な清掃と整理が侵入防止の最善策になります。
理由④光に引き寄せられる場合がある
一部のヤスデは夜間に光に引き寄せられる走光性を持っており、玄関や窓からの光が侵入のきっかけになることがあります。
特に玄関の照明に引き寄せられてドアの隙間から侵入するケースや、窓の光に誘われて窓の隙間から入り込むケースが報告されています。
夜間に玄関や窓を開けた状態で照明をつけておく時間が長い家では、光による誘引が侵入リスクを高めている可能性があります。
玄関照明を虫が集まりにくいLEDや黄色系の照明に変えることが、光による誘引を軽減する対策として有効です。
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ヤスデが特に多く侵入する時期と状況
梅雨の時期(6〜7月)が最多侵入シーズン
ヤスデが家の中に入ってくる件数が最も多い時期は梅雨の6〜7月頃です。
長雨による生息場所の水没・高湿度による活動活発化・繁殖期の移動という複数の要因が重なり、この時期にヤスデの侵入報告が急増します。
梅雨入り前に家の周辺の落ち葉や腐植物を整理して、侵入経路となる隙間に補修を行うことが梅雨シーズンの侵入を防ぐための最善の事前対策です。
梅雨の雨が続いた後の晴れ間に「庭からヤスデが大移動している」という状況は全国各地で報告されており、梅雨シーズンのヤスデ侵入は珍しい出来事ではないことを知っておくと慌てずに対処できます。
秋の長雨・台風の後も要注意
梅雨に次いでヤスデの侵入が多いのが秋の長雨や台風の後です。
秋に産卵したヤスデの卵が孵化するタイミングと秋雨が重なることで、大量の若いヤスデが移動して侵入するケースがあります。
台風の大雨で庭が水浸しになった後の翌日〜翌々日に、大量のヤスデが家の周辺に現れるという報告も多く寄せられています。
台風・大雨の予報が出ている時期は事前に玄関・勝手口・窓の隙間のテープ補修を行っておくことで、雨の後の大量侵入を予防することができます。
引っ越してきた直後に多い理由
新築や引っ越し直後の家でヤスデが多く見られることがありますが、これは工事で乱された土から移動してくることが主な理由です。
建築工事や外構工事で掘り起こされた土の中に生息していたヤスデが移動先として家の中を選ぶケースがあります。
また新築の家は建材の隙間や施工の際の穴がまだ多く残っており、侵入経路が多い状態です。
引っ越し直後のヤスデ発生は時間とともに落ち着くケースが多いですが、侵入経路の補修を早めに行うことで早期の解決につながります。
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ヤスデが侵入しやすい家の特徴と場所
家の周辺に落ち葉や腐植物が多い
ヤスデが侵入しやすい家の最大の特徴は家の周辺に落ち葉や腐植物が豊富にあることです。
花壇の腐植土・落ち葉が積もった隅・腐りかけた木の杭・湿った植木鉢の下などはヤスデの格好の生息環境で、ここに大量のヤスデが生息しているほど侵入リスクが高まります。
家の基礎周辺・玄関先・庭の隅などに長期間手入れをしていない腐植物が溜まっている場合は、まずこれを除去することが最優先の侵入防止策です。
年に1〜2回、特に梅雨前と秋雨前に家の周辺の清掃と腐植物の整理を行う習慣をつけることで、ヤスデの生息環境そのものを減らすことができます。
床下・基礎の通気口・外壁の隙間がある
ヤスデが実際に家の中へ侵入するルートとして最も多いのが床下・基礎の通気口・外壁の亀裂・配管の隙間です。
特に古い家や木造住宅では床下に通じる隙間が多く、ヤスデが容易に侵入できる経路が複数存在することがあります。
玄関ドアの下の隙間・窓のサッシの亀裂・換気口のメッシュの破れなども侵入経路として見落とされがちな場所です。
侵入経路の特定は日中に「光が差し込む隙間がないか」を外側から確認するか、夜間に室内を暗くして光が漏れる場所を確認することで特定できます。
侵入経路を特定して隙間テープ・パテ・防虫メッシュなどで塞ぐことが最も確実な侵入防止策になります。
湿気が高く暗い場所が多い家
ヤスデは高湿度・暗所を好むため、湿気が高くて暗い場所が多い家は侵入したヤスデが定着しやすい環境です。
床下の換気が不十分な家・日当たりが悪くて湿気が溜まりやすい家・排水が悪くて庭が常に湿っている家はヤスデが侵入・定着しやすい条件が揃っています。
家全体の湿気対策として床下換気扇の設置・除湿剤の活用・定期的な換気を行うことで、侵入したヤスデが定着しにくい環境を作ることができます。
「入ってくる原因を減らす」と「入ってきても定着しにくくする」という両面からの対策が、ヤスデ侵入問題の根本的な解決につながります。
ヤスデが家の中に入ってくることへの正しい対処法
侵入してきた個体への即時対処
家の中でヤスデを発見した場合は、直接素手で触れずに対処することが基本です。
ヤスデは刺激を受けると不快な液体(シアン化水素を含む種類もある)を分泌するため、素手で触れると皮膚がかぶれることがあります。
スプレー型殺虫剤・凍殺ジェット・ティッシュと割り箸などを使って捕獲・処分しましょう。
1匹見つけたら「まだ他にもいる可能性がある」と考えて玄関・窓周辺・床下への入口など侵入経路となりやすい場所をチェックすることが二次侵入の早期発見につながります。
ヤスデの駆除方法と大量発生時の対策についてはヤスデの大量発生に困ったらどうしたらいい|原因と今すぐできる駆除方法を解説でも詳しく解説しています。
根本的な侵入防止のための環境改善
一時的な駆除だけでは同じ問題が繰り返されるため、根本的な環境改善が最も重要な対策です。
家の周辺の落ち葉・腐植物の定期的な除去・隙間の補修・庭の排水改善という3点を実施することで、侵入の根本原因を取り除くことができます。
市販の粒剤タイプの殺虫剤を家の周辺(外壁沿い・玄関前・庭の隅)に散布することで、侵入前の段階でヤスデを減らす予防的な対策も有効です。
梅雨前・秋雨前という年2回の定期的な環境整備と殺虫剤散布を習慣にするだけで、ヤスデの侵入件数を大幅に減らすことができます。
ヤスデは人体に無害だが発見したら速やかに対処する
ヤスデは毒を持たず咬まない虫ですが、発見した際に放置することは得策ではありません。
放置すると隠れ場所を見つけて定着してしまい、後から見つけにくくなることがあります。
また分泌液が床や畳に付着すると染みや変色の原因になることがあるため、発見次第速やかに処分することをおすすめします。
ヤスデの侵入を不快に感じる方は特に多いため、定期的な予防対策を行うことで心理的な不安を根本から取り除くことが快適な住環境の維持につながります。
ヤスデが家の中に入ってくる主な理由は大雨・乾燥・温度変化から逃げるためと、家の周辺に腐植物などの生息環境が豊富にあるためで、梅雨の時期と秋雨の後が最も侵入が多いシーズンです。
根本的な対策は家の周辺の落ち葉・腐植物の除去・侵入経路となる隙間の補修・庭の排水改善という環境改善で、一時的な駆除と合わせて実施することで繰り返しの侵入を防ぐことができます。
梅雨前に環境整備と侵入経路の補修を行う年1〜2回の定期的なメンテナンスを習慣にすることで、ヤスデの侵入に悩まされない快適な住環境を維持できますよ。

