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- 「秋になったらクワガタがゼリーを食べなくなった…なぜ?」
- 「エサを食べないクワガタは弱っている?病気?」
- 「冬眠前にエサを食べさせた方がいいの?」
夏の間は活発にゼリーを食べていたクワガタが秋になると急にエサを食べなくなることがあります。
秋にクワガタがエサを食べなくなる最大の理由は「気温の低下による代謝の低下」で、冬眠に向けて体が省エネモードに切り替わっているためです。
この記事ではクワガタが秋にエサを食べなくなる理由・心配な状況の見分け方・冬眠前に必要な対応まで詳しく解説します。
クワガタが秋にエサを食べなくなる理由
理由①気温の低下で代謝が落ちる
クワガタは変温動物に近い生き物で、気温が下がると体の代謝が低下します。
活動に必要なエネルギーが少なくなるため、エサへの欲求も自然に低下します。
気温が20℃を下回り始める9月後半〜10月頃から食欲が落ち始め、15℃を下回ると活動がほぼ停止して冬眠に近い状態に入ります。
秋に急にエサを食べなくなったと感じる場合、その多くは気温の低下によるもので病気や異常ではありません。
室内飼育でも夜間の気温が下がる時期になるとクワガタの活動量が落ちてエサの消費量が減ります。
クワガタの冬眠の仕組みについては「クワガタの冬眠はいつからいつまで?越冬前と後の管理方法を徹底解説」の記事でまとめています。
理由②繁殖・産卵が終了して活動が落ち着く
クワガタは夏から初秋にかけて交尾・産卵のピークを迎えます。
繁殖活動が活発な時期はエネルギー消費が多くゼリーをよく食べますが、産卵が終わると繁殖目的の活動が落ち着いてエサへの需要も低下します。
特にメスは産卵後に体力を大きく消耗しており、秋に食欲が落ちるのはある意味で繁殖の仕事を終えた体が休息モードに入っているサインです。
産卵が終わったメスは栄養補給のために少量でも食べることがあるため、ゼリーは引き続き切らさずに入れておいてください。
理由③寿命が近づいているため
クワガタの種類によっては成虫の寿命が夏〜秋で終わることがあります。
ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタは越冬できない種類で、秋に急激に弱って死亡します。
これらの種類が秋にエサを食べなくなった場合は越冬できないことによる自然な老化が原因です。
越冬できる種類(コクワガタ・オオクワガタ・ヒラタクワガタ)と越冬できない種類(ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ)では秋以降の対応が全く異なります。
まず飼育しているクワガタの種類を確認して、越冬できる種類かどうかを判断することが秋の管理の第一歩です。
理由④ゼリーの劣化・種類が合っていない
気温低下以外の理由として、ゼリーの劣化や種類が合っていないことも食べなくなる原因として考えられます。
長期間交換していないゼリーは腐敗・乾燥が進んで食べなくなることがあります。
また安価なゼリーは品質が低く食いつきが悪い場合があります。
秋になってエサを食べなくなったと感じたら、まずゼリーを新鮮なものに交換してみてください。高タンパクの栄養価の高いゼリーに変えるだけで食べ始めることもあります。
秋のエサへの反応で判断する:正常と異常の見分け方
正常なケース
以下の状況であれば秋にエサを食べなくなっても特に心配は不要です。
昼間は動かないが夜間に少し動いている、ゼリーをわずかに食べている(食べた形跡がある)、体に張りがあり脚も自然な状態を保っている、マットの中に潜り込んで出てこなくなってきた、といった状態です。
昼間は全く動かなくても夜間に少し活動している・ゼリーが少しずつ減っているという状態であれば、冬眠準備に入っている正常なクワガタの秋の姿です。
無理にゼリーを食べさせようとして温かい場所に移すと、冬眠のリズムが崩れて体力を消耗させてしまうため逆効果です。
注意が必要なケース
以下の状況が見られる場合は気温低下以外の問題が原因の可能性があります。
ゼリーを全く食べた形跡がなく数週間が経過している、体が急激に痩せて腹部が細くなっている、脚が突っ張って体から離れている、ひっくり返っても自力で起き上がれない、体が極端に動かず押しても全く反応しない、といった状態です。
特に体が急激に痩せている・腹部が極端に細くなっているのはエサ不足・寄生虫・病気のサインの可能性があるため、温かい場所に移して様子を見ることが必要です。
冬眠中の生死の確認方法については「クワガタが冬眠中か死亡しているかの確認方法|見分け方・死因・正しい冬眠管理を解説」の記事で詳しく解説しています。
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秋〜冬眠前にやっておくべきこと
10月までゼリーを切らさずに与え続ける
クワガタが秋にエサを食べなくなっても、10月頃までゼリーはケースに入れたままにしておくことをおすすめします。
気温が下がって活動量が落ちていても、暖かい夜には少量食べることがあります。
冬眠前の最後のエネルギー補充ができるかどうかで冬眠中の生存率が大きく変わるため、「食べていないから取り出してしまう」のは逆効果です。
ゼリーの腐敗が気になる場合は1週間に1〜2回交換して、常に新鮮なゼリーを置いておくようにしてください。
おすすめの昆虫ゼリーについては「カブトムシやクワガタ飼育の昆虫ゼリー6選!使用した中から厳選紹介」の記事を参考にしてください。
冬眠用にケースとマットを準備する
10月に入ったら冬眠用の準備を始めましょう。
飼育ケースに冬眠用マット(発酵マットまたはクワガタ用の腐葉土マット)を10cm以上深めに入れます。
マットには適度な水分を含ませて(手で握るとかろうじて固まる程度)セットしてください。
クワガタがマットに潜り込んで出てこなくなったら冬眠が始まったサインで、その後はそっとしておいて2〜3週間に1回の湿度確認だけ行えば十分です。
のぼり木やコルクを一緒に入れておくと、マットに潜らずその下に隠れて越冬する個体もいます。
越冬できない種類の秋の管理
ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタなど越冬できない種類が秋にエサを食べなくなった場合の対応です。
これらの種類は秋に寿命を迎えることが多く、どれだけ管理しても越冬させることは難しいです。
可能な限り暖かく(20〜25℃)保ちながら新鮮なゼリーを与え続けることで、寿命を少し延ばせることがあります。
越冬できない種類は無理に冬眠させようとすると弱って死んでしまうため、寒くなっても暖かい室内で管理し続けることが残りの寿命を大切にする方法です。
クワガタの種類別の寿命については「クワガタの寿命と長生きのコツ|種類別の寿命一覧と飼育で長生きさせる方法」の記事でまとめています。
よくある疑問
Q. 秋にクワガタが全く動かなくなったけど生きている?
気温が15℃以下になると生きているクワガタでも全く動かなくなることがあります。
体に弾力があり脚が自然な状態であれば冬眠中の可能性が高く、生きています。
判断が難しい場合は飼育ケースを20〜25℃の暖かい場所に1〜3日置いて、動き始めるかどうかを確認するのが最も確実な方法です。
Q. 秋でもゼリーをよく食べているけど大丈夫?
秋になってもゼリーをよく食べているクワガタは体力があって元気な証拠です。
これは問題のある状態ではなく、室温が比較的高い環境にいる場合や個体によってはなかなか冬眠モードに入らないこともあります。
よく食べているうちはゼリーを切らさず与え続けながら、少しずつ涼しい場所に移して自然に冬眠に誘導するのが体力を最大限蓄えさせる最善の方法です。
Q. ゼリーを食べないクワガタにダニが発生している
秋にエサを食べなくなったクワガタにダニが発生しているケースがあります。
ダニはクワガタの体力を消耗させてエサへの食欲をさらに低下させることがあります。
エサを食べなくなったタイミングでダニの付着が確認できたら、柔らかいブラシで優しく払い落としてからマットを新しいものに交換することでダニの繁殖を抑制できます。
クワガタのダニ対策については「クワガタのダニ対策と駆除方法|原因から予防まで徹底解説」の記事で詳しく解説しています。
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