カメムシの天敵は何がいる?鳥・カマキリ・クモなど天敵一覧と自然防除の方法

*この記事はAmazonアソシエイトに参加しています。また、一部のコンテンツ作成にAIを活用しています

  • 「カメムシを食べる生き物って何がいるの?」
  • 「天敵を使ってカメムシを自然に減らすことはできる?」
  • 「あんなに臭いのにカメムシを食べる生き物がいるの?」

強烈な臭いを持つカメムシですが、自然界には天敵が存在します。カメムシの天敵は鳥類・カマキリ・クモ・カエルなどですが、臭いへの耐性や対策を持つ生き物だけが食べることができます。

この記事ではカメムシの天敵一覧・天敵を活用した自然防除の方法・天敵だけでは駆除が難しい理由まで詳しく解説します。

カメムシの天敵一覧

天敵①鳥類(カラス・ムクドリ・スズメなど)

カメムシの天敵として最もよく知られているのが鳥類です。

カラス・ムクドリ・スズメ・ヒヨドリなどがカメムシを食べることが観察されています。

ただし鳥類の多くはカメムシの臭いを嫌って避ける傾向があり、臭いを出す前に素早く嘴でつかんで食べるか、臭腺を残して食べるなどの工夫をしています。

カラスは特に適応力が高く、カメムシの臭腺部分を避けて食べる学習をすることが知られており、カメムシの天敵の中では最も積極的に食べる種のひとつです。

農業分野ではカメムシの天敵として鳥類を活用する「天敵農法」の研究も行われています。

庭に鳥が来やすい環境を作ることでカメムシの個体数を自然に抑制できる可能性があります。

天敵②カマキリ

カマキリはカメムシの天敵として非常に有名な昆虫です。

カマキリは待ち伏せ型の捕食者で、近くを通ったカメムシを前肢(カマ)で素早くとらえて食べます。

カマキリはカメムシの臭いにひるまず捕食することが観察されており、庭にカマキリがいるとカメムシの個体数を自然に抑制してくれる頼もしい天敵です。

カマキリ自身は肉食昆虫で益虫的な役割を持っており、ガーデニングや農業の世界では歓迎される生き物です。

庭のカマキリを大切にすることがカメムシを含む害虫対策のひとつになります。

天敵③クモ

クモもカメムシの天敵のひとつです。

特に大型のジョロウグモやオニグモなどの網を張るクモは、カメムシが巣にかかると捕食します。

クモはカメムシの臭いに対する耐性があり、網にかかったカメムシを糸で巻いて動きを封じてから食べるため、臭いを出すタイミングを与えずに捕食できます。

庭のクモの巣は見た目が気になることもありますが、害虫を捕食する益虫として機能しているため、問題がない限りそのままにしておく方が自然防除の観点からはおすすめです。

天敵④カエル・トカゲ

カエルやトカゲもカメムシを食べることが知られています。

アマガエル・ニホンアマガエル・ヒキガエルなどは庭先でカメムシを捕食することがあります。

ただしカエルはカメムシの臭いに敏感で、臭いを出された後に吐き出すケースも観察されており、捕食しても臭いのない個体を優先的に食べる傾向があります。

庭に水場(ビオトープや池)を作るとカエルが定住しやすくなり、カメムシを含む各種害虫を自然に抑制してくれる効果が期待できます。

天敵⑤寄生バチ・寄生ハエ

カメムシに寄生する寄生バチや寄生ハエの仲間も天敵に数えられます。

カメムシの卵に産卵して孵化した幼虫が卵を食べる「卵寄生蜂(らんきせいばち)」は農業分野で注目されている天敵です。

卵寄生蜂はカメムシの卵を見つけて産卵し内部から食べるため、カメムシが成虫になる前に個体数を減らせる効率的な天敵として農業での活用研究が進んでいます。

自然環境が豊かな庭では寄生バチが自然に生息していることがあり、意図せずカメムシの個体数を抑制してくれていることがあります。

▼カメムシ対策グッズをAmazonyaや楽天でチェック

天敵を活用した自然防除の方法

庭に天敵が集まりやすい環境を作る

カメムシの天敵を庭に呼び込むための環境づくりが自然防除の基本です。

鳥を呼び込む方法として、バードバス(水飲み場)や巣箱を設置する・鳥が好む実のなる木(ナナカマド・ピラカンサなど)を植える・農薬の使用を最小限にして鳥のエサとなる虫を絶やさないようにするといった対策があります。

農薬を多用するとカメムシの天敵まで駆除してしまい、かえってカメムシが増えるという逆効果になることがあるため、天敵を活かす観点では農薬の使用を最小限にとどめることが重要です。

カエルを呼び込む方法としては庭に小さな水場を作る・石や落ち葉など隠れ場所を作るといった対策が有効です。

コンパニオンプランツでカメムシを遠ざける

天敵を呼び込む方法と並行して、カメムシが嫌う植物(コンパニオンプランツ)を庭に植える方法も自然防除として有効です。

カメムシはミント・ラベンダー・レモングラス・バジルなどの強い香りのハーブを嫌う傾向があります。

家庭菜園や花壇の周辺にこれらのハーブを植えることで、カメムシが近づきにくい環境を作りながら天敵となる虫にとっても住みやすい庭を実現できます。

ミントは地下茎で広がりすぎる性質があるため、プランターに植えて管理するか根止めシートを使って広がりをコントロールしてください。

天敵だけではカメムシを駆除できない理由

カメムシの臭いが天敵を遠ざける

カメムシの最大の防御機能がその強烈な臭いです。

多くの天敵はカメムシの臭いを嫌って捕食を避けることがあり、カメムシが臭いを出すと天敵がその場から離れることも珍しくありません。

カメムシが臭いを武器に天敵から身を守る能力を持っているため、天敵だけによる個体数の抑制には限界があります。

天敵の活用は補助的な手段として位置づけ、環境改善や必要に応じた薬剤との組み合わせが現実的な対策です。

大量発生年は天敵の力が及ばない

2026年のような大量発生年では天敵の捕食能力をはるかに超える数のカメムシが発生します。

天敵の個体数は急激に増やせないため、カメムシが爆発的に増えた年は天敵だけでは対処しきれません。

大量発生年は環境改善・侵入防止・忌避剤・殺虫剤を組み合わせた総合的な対策が必要で、天敵の活用は中長期的な個体数管理の一手段として位置づけるのが現実的です。

大量発生の原因や時期については「カメムシが大量発生する時期と原因【2026年版】家庭でできる対策まで解説」の記事で詳しく解説しています。

総合的なカメムシ対策の考え方

天敵の活用を含めたカメムシへの総合的な対策をまとめます。

まず侵入防止として窓・換気口・玄関の隙間をふさぐことが最優先です。

次に忌避対策としてハッカ油スプレーや電球色LEDへの交換が有効です。

自然防除として鳥・カマキリ・クモなどの天敵が住みやすい環境を整えます。

大量発生シーズンは洗濯物の部屋干し・取り込み前の確認を徹底し、室内に入ってしまったカメムシは刺激しないよう慎重に処理することが基本です。

洗濯物への対策については「カメムシの洗濯物対策|付着を防ぐ5つの予防法と臭いがついた場合の消し方」の記事でまとめています。

万が一触れてしまった場合の臭いの消し方については「カメムシを触ったときの対処法|臭いを素早く消す方法と皮膚への影響を解説」の記事を参考にしてください。

カメムシと同じく不快害虫として問題になるヤスデにも天敵が存在します。ヤスデの生態については「日本のヤスデの種類と特徴|よく見かけるヤスデを徹底解説【2026年版】」の記事も参考にしてください。

▼カメムシ忌避スプレー・対策グッズをAmazonや楽天でチェック