カブトムシは越冬可能?冬眠しない理由や寒い時期の過ごし方を解説!

カブトムシって越冬するの?

カブトムシを長生きさせるコツってある?

カブトムシの中で越冬する事ができる種類は?

国産のカブトムシは越冬は可能なのか?

結論を言えば・・・残念ながら不可能です。

夏場に飼育し始めたカブトムシが、翌年の夏場まで生きる事は現時点でありえません。

しかしながら、越冬は無理でも長生きはさせられます!

今回の記事では、カブトムシの越冬や寿命の謎、そして長生きさせるコツについて解説していきます。

カブトムシの寿命は短いですがカブトムシの生態をより良く理解する事で、少しでも長生きさせる事もできますので、是非最後まで読んでみてください!

カブトムシの幼虫の越冬について詳しく解説しています。夏に元気な成虫に育ってもらう為にも是非読んでみてください!↓↓↓
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カブトムシの越冬と寿命について

同じ国産でもクワガタの中には越冬する事が可能な種類もいるのに、何故カブトムシは越冬できないのでしょうか?

  • 冬に関するカブトムシの生態
  • 越冬可能なカブトムシ

について解説していきます。

 

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カブトムシが越冬しない理由

カブトムシの成虫の寿命は2〜3ヶ月と言われています。

夏前〜夏にかけて幼虫から成虫へ羽化するカブトムシは、そもそも冬を越せる生態サイクルではないのです。

2〜3ヶ月で体力が尽きるのか、寒さに極端に弱いのかは定かではありませんが、早ければ9月の残暑が残る時期にも命が尽きますので、寒さと言うよりは体力の問題が大きいのでしょう。

体力が問題なので越冬ができないと言うより、冬が来る前に力尽きるという事です。

カブトムシは寿命が近くなると極端に動かなくなります。

それまでは角を掴み持ち上げると激しく抵抗していましたが、寿命が近づき抗う体力がなくなっていくのでしょう。軽く手足を動かすくらいで、ほぼ無抵抗になります。

動きが悪くなったら、そろそろなのかと・・・察してあげましょう。

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越冬できる種類もいる?

国産のカブトムシは越冬する事はできませんが、外国産のカブトムシの中には越冬を可能にしている種類もいます。

その代表格が、外国産ながらカブトムシ界において知らない人はいないであろう、ヘラクレスオオカブトです。

ヘラクレスオオカブトの寿命は1年と言われています。

大きさだけではなく、寿命においても世界一のカブトムシです。

次いで長生きをするのがティティウスシロカブトエレファスゾウカブトになります。

どちらも寿命は約8ヶ月と言われています。

ヒルスシロカブトもそこそこ長生きする種類で、約6ヶ月間生き続ける事ができます。

注意すべきはこの4種類のカブトムシは確かに長寿なのですが、日本の越冬できるクワガタと違って、冬に強いわけではありません。

残念ながら常温飼育では越冬する事はできないので、温度管理ができるのであれば越冬する事は可能だという事を覚えておいてください。

 

カブトムシを長生きさせるには?

平均して2〜3ヶ月程度しか生きることができない国産のカブトムシ。

それ以上に生き続ける事はあり得ないのかと言われると、実はそうでもありません。

僕自身カブトムシを何年も飼育し続けてますが、毎年11月頭くらいまでは生きてくれる個体は何匹もいます。

ネットを調べると1月まで生きてくれた!との書き込みを見た事もあります。

飼育方法によっては長生きも可能になってきますので、その方法を解説します。

 

寒い時期の飼育方法

10月に入ると徐々に気温が下がってきます。

カブトムシは基本的に長生きする体力も、冬を越せる程の寒さに対する耐性もありません。

ヘラクレスオオカブト等と同様に温度管理が超重要になってきます。

僕自身もそうですが、長生きをさせた方の書き込みを見ると、全員共通して徹底した温度管理をしています。

飼育場所の気温は26℃〜27℃くらいを維持するようにしましょう。

 

多頭飼育をしない

カブトムシやクワガタを飼育する際は、基本的に1ケースに1匹です。

よく複数のカブトムシを同じケース内に入れて飼育されているのを見ますが、多頭飼育はカブトムシにストレスを与えます。

カブトムシの数に合わせたケースやマットを用意するのはコスト的に・・・という方はなるべく大きなケースに入れて、エサも1匹に1個は必ず用意してください。

カブトムシは餌場の取り合いをする昆虫です。

エサの取り合いに負けたカブトムシは、最悪エサにありつけなくなってしまいます。

そして取り合いに勝った方にしても、ケンカをするという事はそれだけで体力も奪われますし、ストレスも溜まります。

小さな事ではありますが、平均寿命が2〜3ヶ月しかない昆虫ですので、それだけでも寿命を縮める重大な出来事になるのです。

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交尾をさせない

何故交尾をさせたら駄目なのか?

答えは単純で、体力を使うからです。

卵を産まないオスでさえ交尾をしたら、しない個体よりも長生きはできません。

これが卵を産むメスなら尚更です。

僕自身が飼育していたカブトムシも、卵を産んだメスは一番長くて2ヶ月しか生きれませんでした。早い個体は1ヶ月半程しか生きてくれなかったです。

それだけ繁殖には体力を奪われるという事になります。

今現在飼育している個体をできるだけ長く生きてもらうか、繁殖して次の世代を楽しみに待つか・・・

カブトムシを飼育するならどちらかを選ばないといけないという事ですね。

 

乾燥させない

カブトムシやクワガタを飼育するのであれば、一番気をつけないといけないのが「乾燥」です。

卵〜幼虫〜成虫とどのサイクルをとっても乾燥は大敵です。

特にカブトムシが活発に動く夏場は水分を奪われやすいですので、日々の確認がとても重要です。

乾燥対策を怠ると間違いなく寿命は縮みます。

カブトムシは自らのおしっこである程度、乾燥を防げますので霧吹き頻度は少なめですが、それでも飼育場所や状況、ケースの種類などによっても乾燥度合いは変わってきますので注意してください。

 

越冬は無理でも長生きはさせられる!

今回の記事では、カブトムシの越冬について解説してきました。

カブトムシの越冬は基本的に無理ですが、飼育次第では年明けまで生きたという事例もあります。

僕自身は11月までが精一杯ですが、それでも平均寿命が2ヶ月〜3ヶ月と言われる中で、かなり長生きをさせていると思っています。

カブトムシを長生きさせるには手間暇がかかります。

寿命が長いヘラクレスオオカブト等でさえ、人の手で温度管理をしてあげないと長生きさせる事が難しい昆虫です。

犬や猫のように長生きはしてくれませんが、昆虫も大事なペットですので大切に飼育してあげてください!

今回の記事が皆さんが育てている、もしくはこれから育てようと思っているカブトムシを、少しでも長生きさせるお手伝いができれば幸いです!

他にもカブトムシやクワガタの飼育に関する記事や、お得なダイソー商品の紹介記事も書いています。

興味がある方はそちらも読んでみてください!

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