カブトムシの蛹が黒いのは危険?原因と対策から注意点までを徹底解説

カブトムシの蛹が黒くなってしまうのは危険信号?

カブトムシの蛹が無事に羽化する為の注意点が知りたい

カブトムシは幼虫〜前蛹〜蛹〜成虫と進化をしていきます。

その中で一番短い期間なのが前蛹でその次が蛹です。

蛹の期間は一ヶ月ととても短いですが、その一ヶ月で無事に成虫になれるか、羽化不全となってしまうのか、もしくは最悪の場合命を落としてしまうのかが決まってきます。

その大事な期間中に蛹が黒くなってしまう現象がおきる事があります。

幼虫が黒くなるのは危険な場合が殆どなだけに、蛹が黒くなってしまうのも心配になってきます。

今回の記事では、

  • 蛹が黒くなるのは何故なのか
  • 蛹が死ぬのを防ぐ方法はあるのか
  • 蛹が無事羽化する為には何が重要なのか

を解説していきます。

この記事を読む事によって蛹からの羽化率は格段に上がっているはずですので、是非最後まで読んでみてください!

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カブトムシの蛹が黒くなる理由

カブトムシの蛹が黒くなる原因はこの3つだけです。

  • 羽化直前
  • 蛹化前の体液輩出時の異常
  • 死んでいる

詳しく解説していきます。

羽化直前

カブトムシは幼虫〜前蛹〜蛹〜成虫と進化の過程で、体色が変化していきます。

蛹から成虫へと羽化が近づくにつれ、体の色は黒っぽく変化していきます。

濁ったような黒色なのと、足先や角先から色が変わっていくのが特徴です。

外回りから徐々に黒っぽくなってくるのは、羽化が近い証拠ですので、むしろ大歓迎な体色変化になります!

 

蛹化前の体液排出時の異常

カブトムシの幼虫は前蛹時に蛹になる際、お尻から黒い液体を出します。

これは蛹になるにあたって体から余分な水分を輩出しているのであって、決して異常な現象ではありません。

むしろいい傾向で、お尻から黒い液体を排出するのは、蛹化の兆候と捉えることができます。

しかし黒い液体がお尻以外から出ているようなら一大事です。

お尻以外の体の何処かからか出ているようなら、体に傷が入りそこから液体が漏れ出てしまっていると考えられます。

こうなると蛹になった時に、体のどこかに黒い液体が付着し、それが固まってしまい羽化できなくなってしまいます。

羽化したとしても羽化不全の確率が非常に高いでしょう。

蛹時に羽化前でもないのに、真っ黒の部分があれば体液排出時に何かしらの異常で、体に付着してしまった可能性が高いのだと思ってください。

 

死んでいる

幼虫時もそうですが、死んでしまうと全体的に黒くなります。

羽化直前であれば外側から黒くなっていきますが、蛹が死んでしまう時は中心から外側に向かって徐々に黒くなっていきます。

蛹は生きていれば意外によく動きます。

本来は良くない行為ですが、生きていれば軽く触ってみただけでも必ず動きます。

当然死んでいるのならば一切動かないので、確認して動かないようなら残念ながら間違いなく死んでいるでしょう。

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カブトムシの蛹が命を落とすのを防ぐには?

カブトムシの蛹が黒くなるのには、良い理由と良くない理由があるのが分かったと思います。

そして良くない理由で黒くなると、死亡確率が格段にあがってしまうのです。

カブトムシの蛹が命を落とすのを防ぐ方法は、

  • マット内で蛹化させる
  • 飼育ケースには土以外は不要

最低この2つには気をつけてください!

 

マット内で蛹化させる

カブトムシの幼虫は通常、マットの中に蛹室を作り蛹になります。

しかし何らかの影響でマット内で蛹室を作れずに、マット表面で蛹になってしまう事があります。

マット表面で蛹になってしまう事は、カブトムシの進化のサイクルの中では正常の流れではありません。

即人工蛹室に移さないといけない状態です。

マット表面で蛹化してしまうのは主に3つ原因があります。

多頭飼育

まず一つ目は多頭飼育です。

ケースの容積に対して幼虫の数が多すぎると、幼虫はやむなくマットの表面で蛹化してしまいます。

カブトムシの蛹は蛹室内で動く事はよく知られていますが、これは他の幼虫に「ここに僕の蛹室があるよ!」と知らせているのです。

音や振動により蛹室がある事を悟った幼虫は、やむなく方向転換し他の場所を探します。

多頭飼育をしていると蛹室を作る場所を見つけられなかった幼虫が、マットの表面に出てきて蛹になってしまうのです。

マットの表面は乾燥しやすく、そのまま気づかずに放置しておくと、羽化不全になる確率が上がってしまい、最悪死に至ります。

多頭飼育をするのであれば、幼虫の数にあった飼育ケースを用意するようにしてください。

カブトムシのオス同士の同一ケースでの飼育は実は危険なのです。詳しくはこちらで解説しています↓↓↓

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マットの乾燥

マットの乾燥は蛹だけではなく、幼虫や成虫であっても危険な状況です。

幼虫や蛹はマットから水分を吸収します。

そのマットが乾燥していては、水分補給をする術が無くなるという事です。

マットの乾燥を放ったらかしにしておけば、やがて蛹は干からびてしまい、黒く変色していき、最終的には死んでしまいます。

幼虫〜蛹の間はあまり霧吹きは必要としませんが、状況によっては必要になってきますので、霧吹き準備は怠らないようにしましょう。

クワガタ飼育での霧吹きの頻度はどのくらいなのか?飼育環境や飼育ケースにも左右されます!詳しくはこちらで解説しています↓↓↓

マットの量

マットの乾燥とも通じるところがある、マットの量の問題。

マットは成虫時はケースの半分以下でも問題ありませんが、幼虫時〜蛹の間はとにかくたっぷりいれないといけません。

カブトムシの蛹はマット内で縦に蛹室を作ります。

マットの量が少ないと縦に蛹室を作れず横に作ったり、マットの表面で蛹になってしまったりします。

カブトムシの蛹を横向きのままにしておくと、羽化不全の確率が高くなります。

それに、マットの乾燥も早くなります。

マットの量が多いと、マットの表面が乾燥していてもマットの内部は水気が逃げにくくなっています。

ですので、そこまで霧吹きが必要ではないのです。

幼虫〜蛹の時期は、マットの量は蓋の下2センチくらい空洞を作れるくらいの量を入れて問題ありません!

成虫ともなればフタに届いてしまうと逃げられる恐れもあるので、なるべくフタに近づけないようにするべきですが、蛹にはその気遣いは必要ありません。

無事に蛹室が作れれば生存確率は格段にあがりますので、マットはたっぷり入れてあげてください。

幼虫を無事に成虫へと進化させる為にも「羽化不全」はなるべく防ぎたいです!原因と対策を解説しています↓↓↓

飼育ケース内には土以外は不要

カブトムシ飼育において、幼虫以降においてはマットに土以外は一切不要です。

むしろ何かしらの障害物を置いていても良い事は何一つありません。

メスの産卵用の飼育ケースをそのまま使用する場合などに、メス用に餌皿や転倒防止材やその欠片やおがくずなどなど・・・

そのままにしておくと幼虫の体を傷つける事になりかねません。

幼虫はエサとなるマットさえあれば、全く問題ありません。

絶対にマット以外を飼育ケースに入れない様に細心の注意をはらうようにしてください。

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蛹を無事に羽化させる為の飼育環境を!

今回の記事では、蛹が危険な事で黒くなる理由とその対策を解説してきました。

カブトムシは蛹の期間は約一ヶ月ととても短いです。

ですがこの一ヶ月でカブトムシの一生が決まると言っても過言ではない程、大事な期間になります。

蛹を守るには飼育環境を良くしなければなりません。

マットの量・マットの状況・乾燥・飼育ケースの容積に適した飼育数と気にしないといけない事が多いと思う方のいるかもですね。

ですが、当たり前の事を普通にすればそこまで神経質にならずとも、夏には立派なカブトムシに会えるはずです。

その時を楽しみに待ちましょう!!

それでは最後まで読んでくださり感謝します!

他にもカブクワ飼育に関する記事を多数かいてますので、そちらも読んでみてください^^

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