
カブトムシの蛹が動かなくなったのは何故?

動かなくなった蛹の無事を確認する方法はある?

カブトムシの蛹を飼育していて注意すべき点はある?
カブトムシの蛹がよく動くのは皆さんご存知かと思います。
むしろ動かないのであれば、通常の状態ではない事を疑わないといけないかもしれません・・・
カブトムシの幼虫は大体5月〜6月に蛹になります。
蛹の期間は約一ヶ月くらいですが、この一ヶ月がとても重要です。
無事に完全体の成虫へと羽化させる事ができるかどうかは、この一ヶ月間にかかっていると言っても過言ではありません。
今回の記事ではカブトムシの蛹が動かない時の確認方法や、絶対にやってはいけない確認方法などを解説していきます!
蛹から無事に成虫へと成長させる為にも、是非最後まで読んでください!

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カブトムシの蛹が動かない原因
カブトムシの蛹は動くのが正常の状態で、動かない事の方がある意味問題です。
動かない原因として考えられるのは
- 死んでいた
- 蛹化(ようか)中期
この2点の可能性が高いです。
死んでいた
まず考えないといけないのが、生きているのか死んでいるのかという事です。
蛹化したのはいいけれど、残念ながらそのまま寿命を迎えていたというのも充分有り得る話です。
要因は様々で、マットの乾燥の問題なのか蛹室の問題なのか体力の問題なのか・・・その時々で変わってきます。
蛹化したてや蛹化後期で全く動かないのであれば、死んでいる可能性が高くなってきますので、覚悟を決めて注意深く観察した方がいいでしょう。
蛹化中期
蛹は蛹化したての頃と蛹化後半はもぞもぞとよく動く事が多いですが、真ん中の蛹化中期は動かない事が増えてきます。
この時期はカブトムシの骨格が作られる段階と言われています。
体を作る大事な時期なので、動きが少なくなるのです。
そしてこの蛹化中期に、よく「死んだのかも・・・」と勘違いしてしまう方が多いようです。
中期ならば死んだと判断するのは時期尚早です。
動かない蛹の判断基準と確認方法
基本的にカブトムシの幼虫は、土中に蛹室(ようしつ)を作り、そこで蛹になり成虫へと成長します。
ですので蛹化しても見る事ができない場合もあります。
蛹が見れないのであれば、確実な確認の方法はあまりありません。
ですので、今回解説するのはあくまでも蛹が見えている前提での確認方法になりますのでご注意を。

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蛹化時期の把握
前にも述べたように、蛹は蛹化して半月くらい過ぎると、動きがかなり少なくなります。
ですので、蛹化時期を把握していれば、今現在が中期だから動きがないのだと判断する事が可能になります。
蛹化初期はよく動き、中期に動かなくなり、羽化直前に動き始めるというサイクルになりますので、中期以外で動きがあまり無いようなら何かしら異常があるかもしれません。
しかしながら、個体差もあるはずですので、早まった判断をせずに最低でも一ヶ月+半月くらいは辛抱強くみまもりましょう。
蛹の色と匂い
動きがない時に蛹の色が黒っぽく変わってくる事があります。
黒っぽくなった時期が蛹化後期であれば、羽化直前(成虫になる直前)は黒っぽく変色しますので、死んだかも・・・と判断するのはまだ早いです。
ですが、蛹化初期〜中期で黒く変色しているのであれば、死んでいる可能性も視野に入れないといけないでしょう。
他にも所々白く変色してくる事があります。
白く変色するのは、カビにやられている可能性があります。
いずれにせよ、次第に嫌な匂いがしてきます。
悪臭がしてくるようなら、残念ながら完全に死んでしまっているでしょう。
蛹が見えない状態であるなら、匂いでの判断しかできないので、なんとなくいつもと違う匂いがすると思った時は注意深く観察しておいてください。
カブトムシの蛹へのNG行為
カブトムシは蛹の時期がとくかく大事です。
蛹への過度な接触はしないようにしましょう。
- 入れ物を揺らす
- 蛹を触る
- 蛹に直接の霧吹き
この3つのNG行為について解説します。
入れ物を揺らしてみる
おそらくこれが一番のNG 行為になると思います。
飼育状況によって入れ物は様々だと思いますが、特にマット(飼育中の土)に蛹室を作った場合、蛹室が壊れる可能性があります。
蛹室が壊れる=羽化不全・最悪命を落とす
このリスクが相当高くなると思ってください。
それくらい蛹室というのは大事です。
人工蛹室に移せば大丈夫と安易に考えないようにしてください。
その時には既に・・・という事も充分あると肝に銘じましょう。
蛹を触ってみる
これは蛹を人口蛹室に移しているか、蛹がマットから出ている状態のいずれかに該当していなと無理な行為にはなりますが、蛹を触る行為もなるべくしない方がいいです。
特に素手は駄目です!
蛹に少しでも触れると、生きているのならばほぼ確実に動きますので、触って確認したくはなると思います。
多少なら影響は少ない、もしくは無いかもですが、余計な動きをさせ体力を使わせたりストレスを与えたりするのは良くないはずです。
蛹はとても繊細ですので、そっとしておいてあげましょう!
蛹ヘの直接の霧吹き
蛹化後の霧吹きに勘違いしている方がいるようですが、蛹が乾燥するのが危険なのではありません。
蛹室が乾燥するのが良くないのです。
飼育環境がマット蛹室なのか、人口蛹室なのかは様々ですが、どちらにしても蛹は蛹室から水分を補給しますので、直接水分を吹きかけるのはNGです。
蛹は成虫へと進化している最中の形態ですので、その過程での霧吹きは接触と同じような衝撃を与え、ストレスを与えるものと認識しましょう。
乾燥が大敵なのは間違いないので、霧吹きはマットや人工蛹室の素材に加水してあげるようにしてください。

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僕が体験した蛹が見えない時の確認方法
蛹が見えない時は、匂い意外に正直確認方法はありません。
僕にも経験がありますが、ん?と思う匂いがマットからしてきたので、もしかして・・・と思って掘り返した事があります。
そしたら案の定・・・どす黒くなった蛹がそこにいました・・・本気でとてもショックだったのをとてもよく覚えています。
あまり経験したくない出来事でした・・・
このように「いつもと違うな?」と思うような匂いがすればわかりやすいのですが、では嫌な匂いがない場合はどうするか?
根気がいりますが、これはもう見守るしかないです。
カブトムシは大体5〜6月には蛹になり、6〜7月には羽化すると言われています。
ですので、遅くても7月には掘り起こして確認してもいいとは思いますが、経験上ですが8月中旬に羽化してきたカブトムシもいました。
ですので、できれば掘り起こすのは9月がいいと思います。
それ以前に掘り起こすのであれば、蛹がまだある事を意識して人工蛹室の準備をしてから、ホントに丁寧に掘り起こしてください。
蛹がまだ羽化の準備中であるなら、蛹室を壊したり蛹に衝撃が加わり、その時の影響で羽化不全になる可能性もありますので。

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そしてもしかしたら、蛹そのものがない事もありえます。
その時は、既に死亡していて土に返ったのだと判断してください。
蛹の状態から土に返ったのなら蛹室がありますが、蛹室がないのなら幼虫の時点で死んでしまい土に返ったのでしょう。
カブトムシの蛹はとても繊細
今回の記事では蛹化後の確認方法や、危険行為を解説してきました。
当たり前ですが、カブトムシの蛹はとても繊細な生き物です。
動かない状態が続けば確認の為、何かしらしたくなるとは思いますが、蛹の期間は約一ヶ月くらいです。
その間は辛抱強く我慢が必要になってきます。
できれば観察のみで、確認の必要がない状態なのが一番ですが、飼育しているとそう上手くいかない事が多々あります。
ケースの広さやマットの量、多頭飼育問題等蛹化する為の注意点をしっかりと把握し、羽化不全無く、途中死亡無く完全な状態で成虫へと羽化させましょう!
最後まで読んでくださり感謝です!
他にもカブクワ飼育についての記事を書いてますので、そちらも読んでみてください!