*この記事はAmazonアソシエイトに参加しています。また、一部のコンテンツ作成にAIを活用しています
- 「コクワガタの越冬準備は何をすればいい?」
- 「越冬させるためのケースやマットはどう準備する?」
- 「コクワガタを冬眠させたことがなくて不安…」
コクワガタは日本のクワガタの中でも越冬能力が高く、正しい準備さえすれば初心者でも安全に越冬させることができます。
コクワガタの越冬準備で最重要なのは「深めのマット」「適切な湿度」「涼しい置き場所」の3点で、この3つを押さえれば越冬失敗のリスクを大幅に下げられます。
この記事ではコクワガタの越冬準備・越冬中の管理・春の越冬明けまで詳しく解説します。
コクワガタが越冬できる理由と特徴
コクワガタは日本で最も越冬に強い種類のひとつ
コクワガタは日本全国の平地から山地まで幅広く分布しており、日本の気候に最もよく適応したクワガタのひとつです。
成虫の寿命は2〜3年と長く、毎年冬眠して複数回の冬を乗り越える能力を持っています。
−5℃近くの低温でも越冬できるほど寒さへの耐性が高く、日本のクワガタの中では最も越冬が容易な種類とされています。
コクワガタはマットの深部に潜り込む・朽ち木の内部に隠れるなど自分で越冬場所を見つける本能が強く、環境さえ整えれば自然に冬眠します。
越冬できる種類とできない種類の違いについては「クワガタの越冬できる種類一覧|越冬できない種類との違いと秋冬の正しい管理方法」の記事でまとめています。
越冬前のコクワガタの変化
コクワガタは気温が下がり始める9月後半〜10月頃から越冬に向けた変化が始まります。
エサのゼリーを食べる量が少なくなります。
活動時間が減って昼間はほとんど動かなくなります。
マットの中に潜り込んでいる時間が長くなります。
これらの変化は越冬準備に入っているサインで、病気や異常ではありません。エサを食べなくなっても10月頃まではゼリーを切らさずに置いておくことが大切です。
秋にエサを食べなくなる詳しい理由については「クワガタが秋にエサを食べない理由|冬眠前の正常な変化と注意すべきケースを解説」の記事も参考にしてください。
コクワガタの越冬準備【必要なもの一覧】
必要なもの①越冬用ケース
越冬用のケースはコクワガタが十分に潜れる深さのマットを入れられるサイズが必要です。
コクワガタ1〜2匹であればコバエシャッターの小サイズ(縦17cm×横12cm×高さ12cm程度)で十分です。
ケースの深さは最低でも10cm以上のマットが入るものを選んでください。マットが浅すぎるとコクワガタが潜れずに地表で越冬することになり、乾燥・温度変化の影響を直接受けて弱りやすくなります。
コバエシャッターなど密閉性の高いケースはマットの乾燥を防ぐ効果もあり、越冬管理の手間を減らせるためおすすめです。
必要なもの②越冬用マット
マットは越冬中のコクワガタが潜り込む場所・乾燥を防ぐ保湿材・断熱材を兼ねる最重要アイテムです。
越冬に適したマットは「発酵マット」または「クワガタ用の広葉樹マット」で、針葉樹系のマットは成分がコクワガタに刺激になることがあるため避けてください。
ケースの底から10〜15cm程度の深さになるように入れることが基本です。
マットは購入後すぐに使わずに1〜2日袋を開けてガス抜きしてから使用することで、再発酵による発熱・有害ガスの発生を防げます。
マットの種類と選び方については「カブトムシのマットの種類と選び方【成虫用・幼虫用・産卵用の違いを解説】」の記事も参考になります。
必要なもの③朽ち木・のぼり木・コルク
コクワガタは朽ち木の内部・樹皮の裏・コルクの下などに潜り込んで越冬することがあります。
ケース内に朽ち木やコルク樹皮を入れておくと、コクワガタが自分で好みの越冬場所を選べるようになります。
特に朽ち木はコクワガタが内部に潜り込んで越冬できるため、適度に湿らせた朽ち木を1本入れておくとより自然に近い越冬環境を作れます。
のぼり木はそのまま越冬の隠れ場所にもなるため、夏から使っていたのぼり木をそのまま入れておいても構いません。
必要なもの④霧吹き
越冬中の湿度管理に霧吹きは必須アイテムです。
マットが乾燥するとコクワガタが脱水で弱るため、2〜3週間に1回程度マットの乾燥を確認して補水する用途で使います。
霧吹きはケースのフタを外してマットの表面に数回吹きかける程度で十分で、ケースを掘り起こして確認する必要はありません。フタを少し開けて霧吹きするだけで対応できます。
▼コクワガタ越冬用マット・ケースをAmazonや楽天でチェック
コクワガタ越冬準備の手順
ステップ①10月まではエサを切らさずに与える
越冬準備は10月を目安に始めますが、その前に10月頃まで昆虫ゼリーを切らさずに与えて体力を蓄えさせることが最初のステップです。
エサをあまり食べなくなっていても置いておくことで、暖かい夜にわずかでも食べられます。
越冬前の体力の蓄え具合が冬眠中の生存率を大きく左右するため、エサを食べていないからといって取り上げることは絶対に避けてください。
ステップ②10月〜11月に越冬用ケースをセットする
気温が15℃を下回るようになったら越冬用ケースをセットします。
①ケースの底にマットを10〜15cm入れる
②霧吹きでマット全体を湿らせる(手で握るとかろうじて固まる程度)
③朽ち木またはコルクをマットの上に置く
④コクワガタをケースに移す
⑤フタをして涼しい場所に置く
コクワガタをケースに移したらすぐにマットに潜り込もうとするはずです。潜り込み始めたら邪魔せずそっとしておいてください。
ゼリーはこの段階でも1〜2個入れておくと、まだ活動している個体が食べられます。
ステップ③涼しい場所に置いて冬眠させる
越冬用ケースを置く場所は5〜15℃の温度帯が保てる涼しい場所が理想です。
玄関・廊下・北側の部屋・物置・屋外の日陰(ただし0℃以下にならない場所)が適しています。
暖房が効いたリビングや寝室に置き続けると冬眠できずに体力を消耗し続けて春前に死んでしまうリスクが高まるため、必ず涼しい場所に移してください。
0℃以下になる寒冷地では凍結のリスクがあるため、発泡スチロールの箱の中にケースを入れて断熱することが有効です。
越冬中の管理方法
越冬中にすること・してはいけないこと
越冬中の管理はシンプルです。
すること:2〜3週間に1回マットの乾燥を確認して霧吹きで補水するだけです。
してはいけないこと:マットを掘り返してコクワガタを確認する、ケースを頻繁に動かす・振る、急に暖かい場所に移す、などです。
「心配だから確認したい」という気持ちはわかりますが、越冬中に何度も掘り起こして確認することがコクワガタの体力を消耗させて死亡リスクを高める最大の原因になります。
基本的には「置いておくだけ」が正しい越冬管理です。
生死の確認方法については「クワガタが冬眠中か死亡しているかの確認方法|見分け方・死因・正しい冬眠管理を解説」の記事で解説しています。
越冬中に乾燥が進んだ場合の対処
2〜3週間ごとのチェックでマットの乾燥が確認できたら霧吹きで補水してください。
マットの表面を触ってみてパサパサしていたり白くなっていれば乾燥のサインです。
霧吹きはケースの端から数回吹きかける程度で十分で、マットをびちゃびちゃに濡らすと今度はカビが発生するリスクがあるため、適度な湿り気を保つことが大切です。
春の越冬明けの管理
越冬明けのサインと対応
3月〜4月に気温が15℃以上になってくるとコクワガタが越冬から目覚め始めます。
マットの表面にコクワガタが姿を見せるようになる・夜間に動く音がするといった変化が越冬明けのサインです。
越冬明けのコクワガタは体力が落ちているため、すぐに新鮮な高タンパクゼリーを入れてたっぷり食べさせてあげることが春の最重要管理作業です。
ゼリーをよく食べ始めて活動が活発になってきたら体力が回復してきたサインです。
越冬明け後の繁殖管理
越冬を乗り越えたコクワガタはその年も繁殖活動を行います。
体力が回復した5月頃からオスとメスを合わせてペアリングさせることができます。
越冬明けすぐにペアリングするとメスの体力が十分でなく産卵数が少なくなるため、ゼリーを2〜3週間以上しっかり食べさせてから交尾させることで産卵成功率が上がります。
コクワガタの交尾と産卵については「クワガタの交尾方法と時期|ペアリングのコツと交尾確認の方法を解説」の記事も参考にしてください。
▼コクワガタ越冬・飼育用品をAmazonや楽天でチェック
