クワガタの冬眠中に霧吹きは必要?マットの種類別の注意点も徹底解説

 

クワガタが寝てる時は霧吹き必要?

寝てる時に霧吹きすると起こしてしまいそう・・・

越冬に最適な乾燥に強いマットってある?

温かい時は元気に動き回るクワガタも寒い冬になると、マットに潜り動かなくなります。

いわゆる「冬眠」状態になります。

では、冬眠中に霧吹きはいるのか?全く動かない状態なのにわざわざ起こすような事をしていいのか?疑問に思いますよね???

結論を言いますと・・・

「実はそこまで必要ない!!」です!

え?

と思いました?

全く必要ないわけではありません。要は夏場程しなくてもいいという事です。

しかしながら、乾燥対策を怠ったが為に冬眠しているかと思いきや、そのまま永眠していた・・・なんていう事もよくある話しです。

クワガタを越冬させる事は簡単ではありませんが、要点を把握していればやる事は実はとても少なく単純なのです。

僕自身は今までの飼育経験の中で、知識の全くなかった飼育初年度以外は越冬を失敗した事はほとんどありません。

今回の記事を読んでくださった方は、読み終わる頃には越冬という神経質にならざるを得ない一大イベントを、なるべく手間を少なく、なるべくストレスも少なく出来るようになっているはずです。

是非最後までお付き合いください。

クワガタには冬を越せる種類と越せない種類がいます!その種類とは?越冬はいつからいつまで?その間の注意点は?詳しく解説していますのでこちらも読んでみてください!↓↓↓

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冬場のマット別霧吹き頻度

クワガタやカブトムシ飼育においてマットはとても大切なアイテムです。

何故ならマットの乾燥はクワガタやカブトムシにとって命取りだからです。ですので、霧吹きはマットを湿らす為に行います。

冬は気温が下がり、マットから湿気が無くなりにくい季節です。ですが空気が乾燥する季節でもありますので油断は禁物です。

冬場の乾燥度合いは使用しているマットによっても変わってきます。

  1. 広葉樹マット
  2. 針葉樹マット
  3. おがくずマット
  4. 水苔
  5. 木質ペレット

以上の代表的なマット4種での冬場の霧吹き頻度を解説します。

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冬場の広葉樹マット

恐らくクワガタやカブトムシが一番好むのが広葉樹腐葉土マットです。幼虫も他のマットでは育つ事が出来ないくらいです。

広葉樹マットは比較的乾燥はしやすいと思ってください(後にでてくる他のと比べてです)。

広葉樹マットの乾燥対策の利点は、乾燥時の見分けがつきやすいという点と値段が安価という点です。

広葉樹マットは黒っぽい色をしてます。これが乾燥すると色が薄くなってきますので、その時は霧吹きを即行ってください。

湿度を保ちやすい「コバエシャッター」などのケースに入れていたとしても、毎日のチェックは怠らないようにしましょう。

室温にもよりますが、経験上平均的に最低でも月に1回は霧吹きが必要です(2ヶ月以上しない事もありました)。

マットの状況次第でも変わってきますので注意が必要です。

広葉樹マットはダニやコバエ、トビムシなどの虫が付きやすい

冬場はダニは発生しないと思われがちですが、温かい季節に比べて活発ではないというだけで、ちゃんと存在してます。

広葉樹マットを使用する場合は天日干しか冷凍処理を行い、日々の確認をしっかり行いましょう。

もしダニを見かけたら、クワガタを起こすのは忍びないですが、即交換するのがベストです。

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冬場の針葉樹マット

針葉樹マットはクワガタにとっては広葉樹マット程好みではないでしょうが、クワガタ飼育で広葉樹マット同様に多く使われているマットです。

乾燥という面からすると広葉樹マットと大差はないでしょう。

広葉樹マット同様に平均的に1ヶ月に1度は霧吹きが必要になります(2ヶ月しない事もあり)。こまめな確認は必須ですので怠らないようにしてください。

針葉樹マットは杉やヒノキで作られたマットで、その最大の特徴はダニやコバエが発生しないという事です。

ですので天日干しや冷凍処理も必要なく、そのまま使用する事ができます。

乾燥対策の為に湿気を保つという事は、ダニも好む環境にあえてするという事です。

ですから、針葉樹マットを使うことでダニ発生を防げますから、越冬に対してもそうですが、飼育そのもののストレスが軽減されるので使う方も多いマットです。

冬場のおがくずマット

おがくずマットは土のマットに比べて乾燥しにくい性質があります。

ですので冬場の乾燥対策としては最適なマットと言えます。

乾燥に対してそこまで神経質にならなくてもいいですし、安価な値段で大量に買えますので、コストも抜群にいいです。

霧吹き頻度はほぼしなくても大丈夫ですが、都度マットの確認は必須ですので、油断のないように!

おがくずにはクヌギやコナラなどの広葉樹タイプと、杉やヒノキなどの針葉樹タイプがあり、広葉樹タイプは腐葉土と同じでダニが湧きやすいです。

針葉樹タイプは基本的に土のようにしようが、おがくずにしようがダニは湧きません。

クワガタ飼育でダニやコバエでストレスを感じたくない方は、針葉樹タイプにした方がいいでしょう。

 

冬場の水苔

水苔は他のマットやおがくずの上に保湿アイテムとして置くという使い方をされる事も多いですが、水苔だけでもマットとして成立する優秀なアイテムです。

水苔は乾燥対策としては抜群の威力を発揮します。

水苔そのものが乾燥しにくいので、正直冬場の間中放置しても問題ないです。

確認をした時に乾燥していれば霧吹きをするといった感じですね!

水苔は転倒防止材変わりにもなります。

気をつけないといけないのが、水苔もダニが湧くという事です。特に暖かくなってきはじめの時期には、いつの間にかダニが発生してますので、水苔のみで越冬させるのであれば注意してください。

 

冬場の木質ペレット

木質ペレットとは乾燥した木材を細分化して圧縮形成したもので、クワガタ飼育だけではなく、猫用としても販売されているアイテムです。

木質ペレットも水苔同様に、マットの上に乾燥や臭い防止の為に置いて使用される事も多いですが、そのままマットとしても使える優れものです。

圧縮して固めてますので、1度水分を含めば乾燥までに時間がかかります。

霧吹きはほぼしなくても大丈夫でしょう。ですが、確認は怠らないように注意が必要です。

基本的に針葉樹であるヒノキや杉で出来てますので、ダニやコバエは発生しませんので、越冬中でも虫による心配はないので安心です。

 

冬眠中の霧吹きの注意点

冬眠中の霧吹きの一番の注意点は、とにかく起こさない事です。

仮に起こしてしまったとしても特には問題はないのですが、寝ているところを無理に起こされますので、クワガタにストレスがかかります。

ですので霧吹きもそっとしてあげましょう。その為にも乾燥させる事のないようにこまめにマットの確認をするようにしてあげてください。

冬眠しているクワガタは当然マットに潜ってじっとしています。なるべく体力を使わせないようにケースを大きく動かしたりしないよう配慮してあげましょう。

クワガタは冬眠しているのではなく、寒さを凌ぐために身を潜めているだけという説もあります。どちらにせよそっとしてあげるのがベストです。
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越冬時の霧吹き頻度はマットで変わる

今回の記事ではマット別の霧吹き頻度と注意点について解説してきました。

乾燥対策=マット対策です。

クワガタを春にまた元気に過ごしてもらう為には、マットをいかに保湿された状態を維持するかにかかっています。

冬場はほとんど霧吹きをしなくても大丈夫ですが、マットの量によっては必要になってきますので、クワガタが脱走できない程度にマットは多めにいれましょう!

僕自身は飼育初年度は広葉樹マットで冬を過ごしました。

次の年は針葉樹マットで。

その次の年から現在に至るまで、一部はマット飼育をしていますが、ほぼ針葉樹おがくず+水苔で飼育しています。

この組み合わせで冬場は霧吹きはほぼしません。

しても1回するかしないかです。

僕は飼育でも越冬でもそこまで手間をかけたくないですし、ダニやコバエは大嫌いです。

ですので、なるべくダニの湧かない、それでいて乾燥にも強いマットを探しました。

針葉樹は殺虫成分があるのでクワガタにも影響あるのでは?という説もありますが、僕のクワガタは毎年元気に越冬してくれてますので、何も心配しなくて大丈夫です。

それでは最後まで読んでくださり感謝です^^

この記事でみなさんのクワガタを越冬させる為の手助けができれば幸いです!

他にもクワカブ飼育について、ダイソー商品についてまとめた記事があります。気になる記事があれば読んでみてください。。。

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