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- 「カブトムシのオスとメスを一緒に飼っているのに卵が産まれない」
- 「産卵セットの作り方がわからない」
- 「卵を見つけたらどうすればいい?」
カブトムシの産卵は正しい環境を作れば比較的簡単に成功します。繁殖のカギはマットの質・深さ・湿度の3つです。この記事では産卵セットの作り方から卵の管理まで、7年以上のカブトムシ飼育経験をもとに詳しく解説します。
カブトムシの産卵方法と産卵セットの作り方
産卵に適した時期はいつ?
カブトムシの産卵に最も適した時期は7月〜8月です。
成虫が羽化してから交尾・産卵まで2〜4週間ほどかかるため、6月末に成虫になった個体なら7月中旬以降に産卵が始まるのが目安です。
産卵のサインはメスが長時間マットに潜ったまま出てこなくなることです。
このサインが出たら産卵セットを準備するタイミングです。
逆にオスもメスも活発に地表に出ていて潜らない場合は、まだ交尾前や産卵準備ができていない状態のことが多いです。
焦らず様子を見ながら環境を整えていきましょう。
交尾を確認してから産卵セットを組む
確実に産卵させたい場合は交尾を確認してから産卵セットを組むのがおすすめです。
オスをメスの背中に乗せて様子を見ると、数分〜数十分で交尾が始まることがあります。
交尾中は無理に引き離さず、自然に終わるまで待ってください。途中で引き離すとどちらかが傷つく可能性があります。
交尾を確認できたらメスだけを産卵セットに移しても構いませんし、オスも一緒に入れたままでも産卵します。
ただしオスがいるとメスが落ち着いて産卵できないことがあるため、産卵数にこだわる場合はメスだけで管理する方が良い結果になります。
産卵に必要なものリスト
産卵セットに必要なものは以下の4点です。
①発酵マット(産卵用・微粒子タイプが理想)
②飼育ケース(中〜大サイズ)
③霧吹き
④エサのゼリー・のぼり木
マットは必ず「発酵マット」を使用してください。未発酵のおがくずマットや園芸用腐葉土では産卵率が極端に下がります。
発酵マットはホームセンターや昆虫専門店で購入できます。
「カブト用」と書かれているものであればほぼ問題なく使えますが、微粒子タイプを選ぶとメスが産卵しやすくなります。
▼産卵に適した発酵マット・産卵一番をチェック
産卵セットの作り方 手順
STEP1:マットのガス抜きをする
発酵マットを袋から出してガス抜きをします。
新品の発酵マットは袋の中で再発酵していることがあり、そのまま使うと熱でカブトムシや卵が死んでしまいます。
袋を開けて1〜2日ほど風通しの良い場所に広げてガス抜きしてから使いましょう。
マットを手で触ってみて熱くなければガス抜き完了のサインです。
においが発酵臭から落ち着いた土のにおいに変わればOKです。
急いでいるからといってこの工程を飛ばすと、ケース内で再発酵が起きて温度が上昇しカブトムシや卵が死んでしまうことがあります。必ず行ってください。
STEP2:マットの湿度を調整する
マットの湿度はカブトムシの産卵に直結する重要な要素です。
マットを手で握って団子状に固まり、指を離したときに崩れない程度の湿り気が理想です。
水分が多すぎるとマットが腐敗しコバエやカビが発生します。少なすぎると産卵しません。
霧吹きで少しずつ水を加えながらかき混ぜて調整してください。
一度に大量の水を加えると偏りが出るため、少量ずつ加えながら全体に均一に湿らせるのがコツです。
水分調整ができたら1時間ほど置いてなじませてからケースに入れましょう。
STEP3:ケースにマットを詰める
飼育ケースにマットを入れます。
底から10cmほどはしっかり押し固め、その上に軽くマットをかぶせます。
マットの深さはケースの7〜8割が目安で、最低でも15cm以上は確保してください。浅いと産卵しないことが多いです。
底を押し固める理由は、メスが産卵する際に固い層を好む習性があるためです。
上部を軽くしておくことでメスが潜りやすくなります。
ゼリーとのぼり木を入れたらオスとメスを一緒に入れてセット完了です。
▼カブトムシ 飼育ケース(中〜大)をチェック
産卵後の管理と卵の取り出し方
産卵確認と卵の取り出しタイミング
産卵セットを組んでから3〜4週間後にケースの側面や底を確認してみましょう。
白い丸い卵が側面や底に見えていれば産卵成功のサインです。
カブトムシの卵は直径3〜4mm程度の楕円形で、産みたては白くてつやがあります。
卵の取り出しは産卵セットを組んでから1ヶ月後が目安です。早すぎると産卵中のメスを邪魔してしまい産卵数が減ることがあります。
1ヶ月経ったらメスを別のケースに移し、産卵セットのマットをそっとほぐして卵や幼虫を探しましょう。
スプーンを使ってゆっくりマットを掘り進めるのがおすすめです。
卵の管理方法
取り出した卵はプリンカップやタッパーに移して管理します。
マットを底に3〜5cm敷き、卵を並べて軽くマットをかぶせます。
卵は転がしたり強い衝撃を与えると死んでしまうため、スプーンで丁寧に扱ってください。
温度23〜25℃で管理すると4〜8週間ほどで孵化して幼虫になります。
管理中は乾燥しないよう週に1回程度霧吹きをしてください。
卵が黄色っぽく変色してきたり、形が崩れてきたりしたら無精卵や死卵の可能性があります。
孵化した幼虫は体長1cm程度で、すぐに発酵マットを食べ始めます。幼虫が確認できたら幼虫用の飼育ケースに移してあげましょう。
産卵しないときのチェックポイント
よくある産卵失敗の原因と対策
セットを組んでも産卵しない場合は以下を確認してください。
最もよくある失敗は「マットの深さ不足」と「未発酵マットを使っている」の2点です。
この2点を見直すだけで産卵率が大幅に改善することが多いです。
また以下のチェックリストも確認してみてください。
「交尾が完了していない可能性はないか」
「マットが乾燥しすぎていないか」
「飼育温度が低すぎないか(20℃以下だと産卵しにくい)」
「メスの体力が落ちていないか(エサ不足・高齢個体)」
特にメスが高齢(羽化から2ヶ月以上経過)の場合は産卵数が減ったり産卵しなくなることがあります。
なるべく羽化後1ヶ月以内のメスを使うと産卵成功率が上がります。
産卵数を増やすコツ
産卵数を増やしたい場合はいくつかのコツがあります。
まずメスに高タンパクの昆虫ゼリーをたっぷり与えることが重要です。
産卵はメスの体力を大きく消耗させるため、エサ不足だと産卵数が少なくなります。
発酵マットの量を増やしてケースを大きくすることも産卵数アップに効果的です。メスはスペースがあればあるほど多く産みます。
温度管理も重要で、25〜28℃の安定した環境を保つと活発に産卵します。
産卵セット中は不必要にケースを開けず、メスがじっくり産卵できる環境を整えてあげることが大切です。
▼カブトムシ産卵セット一式をチェック
