カメムシが大量発生する時期と原因【2026年版】家庭でできる対策まで解説

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  • 「今年もカメムシが大量発生している…例年より多い気がする」
  • 「カメムシが大量発生しやすい時期っていつ?」
  • 「なぜ年によって多い年と少ない年があるの?

年によっては各地でカメムシが平年を大幅に上回る規模で大量発生しており、農林水産省が複数の県に注意報を発令することもあります。

カメムシが大量発生する時期・原因・年によって差がある理由を知ることで、早めの対策が可能になります。

この記事では大量発生の時期・原因・発生状況・家庭でできる具体的な対策まで詳しく解説します。

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カメムシが大量発生する時期はいつ?


年間を通じた発生パターン

カメムシの大量発生は大きく2つのタイミングがあります。

春(3〜5月)は冬眠から目覚めた成虫が一斉に活動を再開する時期です。

2026年は暖冬の影響で越冬した個体数が多く、春の発生が例年より早く・多くなりました。

最大のピークは秋(9〜11月)で、山で夏を過ごしたカメムシが越冬場所を求めて人里に大量に降りてくる時期です。

特に10〜11月は壁・洗濯物・窓ガラス・玄関に大量に集まり、「カメムシの当たり年」と呼ばれる年にはこの時期に爆発的な数になります。

夏(6〜8月)は山のスギやヒノキの実を食べて個体数が増える時期で、秋の大量発生の規模を左右する重要な期間です。

冬(12〜2月)は石壁・木の隙間・枯れ葉の下などで成虫のまま越冬します。

暖冬になるほど越冬成功率が上がり、翌春・翌秋の発生数増加につながる構造になっています。

特に家庭で被害が出やすい時期

家庭レベルで最も被害が出やすいのは秋(10〜11月)の越冬移動の時期です。

この時期は洗濯物にカメムシがついてくる・玄関を開けたら家の中に入り込む・網戸に大量に貼りついているといったトラブルが最も多く報告されます。

カメムシは白っぽい光・明るい色・暖かい場所に引き寄せられる習性があるため、夜間に白い壁や窓の外側に大量に集まることが多いです。

春は越冬場所から出てきたカメムシが家の周辺に現れますが、秋ほどの規模にはならないことが多いです。

梅雨〜夏は山中にいることが多く、街中では比較的目立ちません。

カメムシが大量発生する3つの原因


原因①暖冬による越冬成功率の上昇

カメムシの大量発生において最も大きな要因のひとつが「暖冬」です。

通常の冬であれば厳しい寒さで死んでしまう個体が、暖冬により生き残って越冬に成功します。

越冬成功率が上がるほど翌春の活動開始個体数が増加し、そのまま秋の大量発生規模の拡大につながります。

近年は気候変動の影響で暖冬の年が続いており、カメムシの越冬成功率が継続的に高まっていることが大量発生の大きな背景にあります。

2026年の大量発生も、2025〜2026年冬の暖冬が主要な原因のひとつとして指摘されています。

原因②スギ・ヒノキの実の豊作

カメムシが大量発生する「当たり年」のもうひとつの大きな要因がスギ・ヒノキの球果(実)の豊作です。

ツヤアオカメムシをはじめとする多くのカメムシは、夏の間にスギ・ヒノキ・モミなどの針葉樹の実を主食として個体数を増やします。

スギ・ヒノキの実が豊作の年はカメムシの栄養状態が良くなり、秋まで生き残る個体数が大幅に増加します。

逆に台風や豪雨で実が落ちてしまった年はカメムシのエサが不足し、大量発生が抑えられる傾向があります。

この「実の豊凶」は予測が難しく、農林水産省が毎年夏に行う越冬量調査や球果調査によって秋の発生予測が行われています。

原因③天敵の減少と都市部への分布拡大

カメムシの天敵であるクモ・カエル・鳥類などが都市部では少なく、個体数が増えやすい環境になっています。

また都市化による緑地の減少で、かつて山の中にとどまっていたカメムシが採餌環境を求めて街中まで降りてくるようになっています。

夜間の街灯・建物の照明に引き寄せられる習性があるため、都市部でも大量に集まるケースが増えており、年々被害範囲が拡大しています。

2026年は暖冬・球果豊作・天敵減少の3つの要因が重なったことで、例年をはるかに上回る大量発生が起きていると考えられます。

2026年の発生状況

2026年は農林水産省が複数の県に果樹カメムシ類の注意報を発令しています。

佐賀県・和歌山県・高知県・山口県・三重県・長崎県・徳島県・熊本県をはじめ、滋賀県・栃木県・愛媛県・香川県・岡山県などでも注意報が出ており、例年以上の警戒が呼びかけられています。

地域によっては平年比20倍を超えるカメムシが確認されており、2026年は近年で最も大量発生規模が大きい「超当たり年」になっています。

北陸・近畿・中国・四国・北九州エリアで特に発生が多く、果樹農家だけでなく一般家庭にも大きな影響が出ています。

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大量発生するカメムシの種類と見分け方

家庭で最もよく見られる種類

日本には約1,300種以上のカメムシが生息していますが、家庭で大量発生の原因になる種類は主に以下の数種類です。

ツヤアオカメムシは光沢のある鮮やかな緑色の盾形で、都市部・里山を問わず最もよく見られる種類です。

チャバネアオカメムシは茶色と緑が混ざった色合いで、果樹への加害性が高い農業害虫としても知られています。

クサギカメムシはまだら模様の茶褐色で、越冬のために家屋に侵入しやすい種類です。

クサギカメムシは刺激を与えると特に強烈な臭いを発するため、家の中に侵入した場合は刺激を与えずに慎重に対処することが重要です。

ダンゴムシやヤスデと違い、カメムシは臭いを放つ専門的な器官を持っており、刺激するほど臭いが強まります。

ヤスデも似たように臭いを放つ生き物ですが、体の構造や生態は全く異なります。ヤスデの種類や特徴については「日本のヤスデの種類と特徴|よく見かけるヤスデを徹底解説【2026年版】」の記事も参考にしてください。

カメムシの大量発生への対策

侵入を防ぐための基本対策

カメムシの大量発生シーズンに家への侵入を防ぐための基本的な対策をまとめます。

窓・網戸の隙間をふさぐことが最も基本的な対策です。

窓のサッシや網戸の破れ目はカメムシの主な侵入経路になるため、事前に補修しておきましょう。

玄関ドアの隙間テープの貼り替えも秋前に行っておくと効果的です。

ハッカ油(ミントオイル)をスプレーした布を窓際や玄関に置くと、カメムシが嫌う香りで侵入を抑制する効果が期待できます。

夜間は窓を閉めて室内の光が外に漏れないようにすることも、光に引き寄せられるカメムシへの有効な対策です。

カメムシを刺激せずに捕まえる方法

室内に入り込んだカメムシを捕まえる際は「刺激しない」ことが最優先です。

驚かせたり触ったりすると臭いを放つため、慌てず静かに対処してください。

ペットボトルを切ったもの・封筒・紙コップでそっとすくい取って外に出す方法が最も臭いを出させずに対処できます。

掃除機で吸い込む方法は手軽ですが、吸い込んだ際に刺激して臭いを放ち排気から広がることがあるため、臭いが気になる方には向いていません。

市販のカメムシ専用捕獲器も販売されており、大量発生シーズンには重宝するアイテムです。

洗濯物にカメムシがついた場合の対処法

大量発生シーズンに最も多いトラブルが洗濯物へのカメムシの付着です。

洗濯物を取り込む際にカメムシを見つけたら、そっと払い落とすか紙でつまんで外へ出してください。

臭いが洗濯物についてしまった場合は、臭いの成分が熱で揮発する性質を利用してスチームアイロンやドライヤーを当てる方法や天日干しが効果的です。

大量発生シーズンの洗濯物は部屋干しにするか、取り込む前に必ずカメムシの付着を確認する習慣をつけることが最もシンプルな予防策です。

ダンゴムシやヤスデと同様に、カメムシも湿気や臭いに誘引される習性があります。庭の湿気を減らし清潔な環境を保つことが不快害虫全般への根本対策になります。

ダンゴムシの大量発生対策については「ダンゴムシが大量発生する理由とは|時期・原因・被害・対策を徹底解説」の記事も参考にしてください。

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