「ショウリョウバッタが卵を産んだ!どうやって育てればいい?」
「卵を採取したけど、冬の間はどう保管すればいいの?」
ショウリョウバッタの卵は秋に産まれ、冬の間土の中で越冬して、春に孵化します。
正しく管理すれば、翌春にかわいい幼虫(若虫)を観察することができます!
この記事では、ショウリョウバッタの卵の産卵時期・育て方・越冬管理・孵化時期を詳しく解説します。
ショウリョウバッタの産卵時期と卵の特徴
産卵時期
ショウリョウバッタのメスは9月〜10月頃に産卵します。
成虫になった後、交尾を経て産卵する流れです。メスは産卵管を土に差し込んで、柔らかい土や砂の中に卵塊を埋めます。
卵の特徴
- 形:長さ3〜5mmの細長い楕円形
- 色:産みたては薄黄色〜オレンジ色、時間が経つと茶色みを帯びる
- 個数:1回の産卵で30〜50個程度
- 卵鞘:卵は泡状の「卵鞘(らんしょう)」に包まれており、乾燥や寒さから守られる
卵鞘ごと土の中に埋まっているため、掘り返すときは慎重に。卵鞘を壊すと孵化率が下がります。
卵の採取方法・見つけ方
飼育ケースで産卵させる場合
飼育ケースにメスのショウリョウバッタを入れ、底に5〜10cmほどの柔らかい砂や土を入れておくと産卵してくれます。
産卵後1〜2週間経ったら、卵鞘を傷つけないようにスプーンなどで慎重に掘り出します。
産卵サインの見分け方:メスが土に腹部を差し込んでじっとしている様子が見られたら産卵中です。
野外の卵を探す場合
草地・土手・田のあぜなど、ショウリョウバッタが多くいた場所の土を深さ3〜8cmほど掘ると見つかることがあります。
ただし野外での採取は場所・季節によっては難しいため、飼育中のメスに産卵させる方法の方が確実です。
冬の越冬管理(卵の保管方法)
基本の越冬管理
卵は冬の間、自然に近い環境で越冬させることが大切です。
卵鞘ごと土に埋まった状態のまま保管します。
- 容器:プラスチックの小型タッパー・プリンカップ・小さなケースでOK
- 土:採卵したときの土をそのまま使うか、清潔な赤玉土・川砂を使う
- 水分:完全に乾燥させない。2〜3週間に1回、表面が少し湿る程度に霧吹きする
- 温度:室温(5〜20℃)で管理。冷蔵庫は不要。ただし凍結は絶対NG
- 光:日光に当てなくてOK。暗い場所で保管してよい
暖かい室内(25℃以上)に置きっぱなしにすると、休眠が解除されて真冬に孵化してしまうことがあります。涼しい場所で管理してください。
冬の管理でよくある失敗
- ❌ 乾燥させすぎて卵が死んでしまう → 定期的に霧吹きする
- ❌ 暖かい部屋に置いて冬に孵化してしまう → 涼しい場所(廊下・玄関など)で管理
- ❌ 掘り返して卵鞘を壊す → 孵化直前まで掘り返さない
孵化の時期と孵化後の管理
孵化時期
ショウリョウバッタの卵は4月下旬〜5月頃に孵化します(地域・気温によって前後あり)。
春になって地温が15℃を超えてくると発育が始まり、1〜2週間ほどで孵化します。
孵化のサイン:土の表面近くに小さな穴が開いたり、1〜2cmの白っぽい幼虫が出てきたりします。
孵化後の幼虫管理
孵化した幼虫(若虫)はすぐにエサが必要です。
- エサ:イネ科の植物(エノコログサ・ススキ・イネなど)を入れる
- ケース:通気性の良い昆虫ケースに移す
- 密度:幼虫が密集しすぎないように数を管理する
まとめ:冬の管理が孵化の成否を左右する
ショウリョウバッタの卵の育て方をまとめます。
- 産卵時期は9〜10月。柔らかい土に卵鞘を産む
- 卵は涼しい場所で越冬させる(5〜20℃・乾燥NG・凍結NG)
- 2〜3週間に1回霧吹きで保湿
- 孵化は4月下旬〜5月。地温15℃以上で発育開始
- 孵化後はすぐにイネ科のエサを用意する
冬の間もそっと見守り、春の孵化を楽しみに待ちましょう!正しく管理すれば高い確率で孵化させることができます。


