「てんとう虫って冬は冬眠するの?」
「寒くなったらてんとう虫はどこに消えてしまったの?」
夏の間よく見かけたてんとう虫が、秋〜冬になると急に姿を消してしまいますよね。
てんとう虫は冬眠(越冬)します!気温が下がる秋から、木の皮の下・枯れ葉の中・石の隙間などに隠れてじっと冬を越します。
この記事では、てんとう虫の冬眠の仕組み・時期・場所・春に出てくる時期を詳しく解説します。
てんとう虫は冬眠する?しない?
結論から言うと、てんとう虫は冬眠します(正確には「越冬」と呼びます)。
ただし、クマやカエルのような深い眠りとは少し違います。
てんとう虫の冬眠の特徴
- 気温が低いと動けなくなり、代謝を極端に落としてじっとしている
- 完全に意識がなくなるわけではなく、暖かい日には少し動くこともある
- エサ(アブラムシ)を食べずに体の脂肪だけで冬を乗り越える
- 集団で固まって越冬することが多い(体温・湿度を維持するため)
てんとう虫の冬眠は「省エネモード」に入った状態。凍えないように隠れ場所でじっとしています。
てんとう虫が冬眠に入る時期
てんとう虫が冬眠を始める時期の目安は10月〜11月です。
気温が約10℃以下になると活動が急激に鈍り、越冬場所を探して潜り込みます。
- 10月上旬〜中旬:涼しくなり始め、活動が鈍くなる
- 10月下旬〜11月:越冬場所を探して移動し始める
- 11月〜2月:越冬中(ほぼ動かない)
地域によって前後しますが、本州では11月中旬頃までにほとんどの個体が越冬場所に落ち着きます。
てんとう虫が冬眠する場所
よくある越冬場所
てんとう虫は以下のような場所で冬眠します。
- 木の樹皮の下・割れ目:風が当たらず保温性が高い
- 枯れ葉の中・落ち葉の下:ふかふかした枯れ葉の層が断熱材になる
- 石や岩の隙間:日当たりの良い南向きの石の裏など
- 家の窓枠・サッシの隙間:都市部では建物の隙間も越冬場所になる
- 低木の根元・草の根の間:地面近くで風を避けられる場所
特に「風が当たらず・湿度が程よく・凍らない」場所を好みます。庭の落ち葉をよく見るとてんとう虫が潜んでいることがあります!
集団越冬することが多い
てんとう虫は冬に集団で集まって越冬することが知られています。
同じ種類のてんとう虫が数十匹〜数百匹で固まっているのが見つかることもあります。
これは集合フェロモンによって仲間を引き寄せ、体温や湿度を維持するための生存戦略です。
春に活動を再開する時期
てんとう虫が冬眠から目覚めるのは3月〜4月頃です。
気温が10〜15℃以上に上がってくると活動を再開し始めます。
- 3月:暖かい日にたまに動き始める
- 4月:本格的に活動再開。アブラムシを探して移動
- 5〜6月:交尾・産卵シーズン
春先に日当たりの良い場所でてんとう虫を見かけたら、越冬から目覚めて日光浴をしているサインです。
冬眠中のてんとう虫はどんな状態?
- ほぼ動かない(刺激を与えると少し動く場合もある)
- エサを食べない(体内の脂肪で過ごす)
- 体は硬くなっている
- 死んでいるように見えるが生きている
冬に動かないてんとう虫を見ても、死んでいるとは限りません!暖かい場所に移すと動き始めることがあります。
まとめ:てんとう虫は冬眠して春を待つ
てんとう虫の冬眠についてまとめます。
- てんとう虫は冬眠(越冬)する昆虫
- 冬眠に入る時期は10月〜11月(気温10℃以下が目安)
- 越冬場所は木の樹皮・落ち葉・石の隙間・建物の隙間など
- 集団で固まって越冬することが多い
- 春に目覚めるのは3月〜4月(気温10〜15℃以上)
冬のてんとう虫はぐっすり眠って春を待っています。見つけても驚かさず、そっとしておいてあげましょう!
