カブトムシの幼虫が黒くなるのは何故?原因と対策から注意点まで解説

カブトムシの幼虫が黒くなってしまった・・何故?

カブトムシの幼虫が黒くならない為の対策ってある?

カブトムシを幼虫から飼育していると、体色が変化していくのに気が付きます。

カブトムシは、幼虫〜前蛹〜蛹〜成虫と進化をしますが、その過程で体の色が変化していくのです。

過程で変化するので、幼虫の時点で変化するのは中々無い事ではあります。

僕自身は前蛹になる前に黄色に変色する個体を飼育していた事がありますので、全くいないわけではありません。

この記事では、

  • 幼虫が黒く変色するのは異常なのか?
  • 黒くなる原因と対策
  • 幼虫飼育の注意点

について書いていきます。

幼虫を無事に蛹にする為にも、是非最後まで読んでみてください!

昆虫館が近くにある旅館やホテルも検索が簡単!キーワードで「昆虫館」と入れるだけ!旅の予約は楽天トラベルがお得です!↓↓↓

b

 

カブトムシの幼虫が黒いのは死んでる?

カブトムシの幼虫が黒くなるのは・・・

死んでしまっている、もしくは死ぬ間際の可能性が高いです。

所々が黒くなっているのなら病気の可能性もあります。

いずれにしても蛹になるのは諦めたほうがいいケースが多いです。

カブトムシの体色の変化は、幼虫→乳白色・前蛹→黄色・蛹→茶色・成虫→黒(っぽい)と変わっていきます。

体の色が黒く変わるのは蛹から成虫に羽化する間近くらいで、他の期間で黒くなるのは正常な状態ではありません。

カブトムシの幼虫の越冬の準備や越冬中にする事をまとめてます!是非参考に!↓↓↓

カブトムシの幼虫が黒くなる原因

黒くなってしまった幼虫は、その後の生存確率は低くなる事が多いです。

では何故弱ってしまい、黒くなってしまったのか?

  1. 餓死してしまう
  2. マットの乾燥
  3. マットの湿気過多
  4. 黒点病

この4つの代表的な原因を解説していきます。

 

餓死してしまう

カブトムシの幼虫は、マットと呼ばれる土をエサとして食します。

飼育ケース内にどれだけの量のマットを入れているか、多頭飼育をしているかでマットの減り具合は全然変わってきます。

カブトムシの幼虫はマットにそのまま糞もしますので、マットの量が少なくなってきていると気づきにくい場面もあります。

しかしながら、幼虫が食べている分、間違いなくマットの量は減ってしまうのです。

それに気づかずに放置しておくと、いつの間にかマットの表面は糞だらけになり、幼虫の食べるべきマットがなくなってしまっています。

そして食べるべきエサが無くなってしまった幼虫は、体の栄養がなくなってしまい餓死してしまうのです。

栄養価が高いフジコンの扶養オーガニックマット。ヘラクレスにも利用できるほど栄養価が高いので大きい成虫が期待できます↓↓↓

 

マットの乾燥

マットの乾燥については、幼虫のみならず蛹になってからも成虫になってからも、絶対に気をつけなければならない事です。

幼虫も蛹もですが、体に必要な水分はマットからとります。

そのマットが乾燥してしまっていては、水分が全く補給できないという事になるのです。

幼虫時のマットへの霧吹きはあまり必要ではありません。

しかし、時期や飼育場所、マットの量によっては、一週間に一度くらいは(状況次第ではそれ以上に)霧吹きが必要になってきます。

一日に一度はマットの確認をしましょう。

クワガタ飼育においても乾燥は天敵です!霧吹きの頻度や何故霧吹きが必要なのか解説しています!↓↓↓

美容にも使える便利すぎる霧吹き!超微粒子のミストが一度のプッシュで大量に放出され、逆さにしても使用可能な優れもの!一ヶ月で900点以上売れた怪物商品!↓↓↓

 

マットの湿気過多

マットの乾燥とは逆の事例ですが、水分が多すぎて湿気過多になるのも危険です。

必要水分量以上に加水してしうと、逆に幼虫が酸素不足となり死んでしまうので、湿気が多すぎるのも注意が必要です。

水分が多すぎるとマットが再発酵してしまう恐れもあります。

再発酵してしまうと飼育ケース内は酸欠となり、マットの温度も上昇してしまい、カブトムシが生きられない環境に一気に変化してしまうのです。

再発酵すると鼻にツーンをくる匂いがするので、直ぐにわかります。

乾燥にも注意ですが、湿気過多にも注意を!!

マルカンのバイオ幼虫育成マット!安価ながら幼虫の食いつきは申し分ありません。エサ代を安く抑えたい方にオススメです!↓↓↓

 

黒点病

https://twitter.com/nitarow/status/1590110255140474880

黒点病とはその名の通り、幼虫の体に黒い斑点ができる病気です。

カビの一種であるメタジウム菌によるもの、もしくは幼虫自体の遺伝などと言われています。

そして今現在で治療法は存在しません。

では黒点病にかかったらどうなるのか?

正直な話、必ず生き延びるわけでもないですし、必ず死ぬわけでもありません。

無事蛹になって成虫になった個体もいれば、蛹になる事もなく死んでしまった個体もいるのです。

黒点病はその黒点が幼虫の体内の水分を吸い取ってしまい、水分を取られた幼虫はミイラ化してしまう伝染性の病気です。

黒点病にかかってしまったら、伝染性の病気と言われていますので基本的にはマットを新しくし、単独飼育に移行した方がいいでしょう。

ですが、黒点病にかかっても多頭飼育下で一匹も死ぬことなく成虫に羽化したというブリーダーさんもいますので、はっきりとした事は言えません。

黒点病に関しては、大多数が死んだ・・・という経験をした方もいれば、羽化したけど羽化不全が多かったという意見もあります。

幼虫自身の強さによるのか運なのかはっきりしませんが、病気なのは間違いないので念の為、単独飼育に移行するに越したことはないです。

 

成虫カブトムシのオス同士の飼育は実は危険なのを知っていますか??好戦的な性格のカブトムシのオス同士の飼育はできれば避けた方がいいのです!詳しくはこちらまで!↓↓↓

 

カブトムシの幼虫が黒くならない為の対策

 

カブトムシの幼虫が黒くなってしまうのは、いい状況ではないのは確かな事です。

ではどうすれば黒くなるのを防げるのか?

以下4点の対策をしっかりしましょう!

  1. マットの量
  2. マットの定期的な交換
  3. 適度な湿度
  4. 幼虫の扱いは丁寧に

一つずつ解説します。

蛹が黒くなるのも要注意!!蛹が黒くなる時はどんな時なのか??詳しくはこちらも読んてみてください!↓↓↓

 

マットの量

幼虫が餓死してしまうのは単純にマットの量が足りないからです。

単独飼育なのか多頭飼育なのかでマットの減り具合は変わってきますが、どちらにしてもマットの量はたっぷり入れて問題ないです。

マットに問題がない限り、幼虫は滅多な事ではマット表面に上がって来たりはしませんし、フタを開ける力もありませんので、マットはかなり上部まで入れてあげましょう!

万が一幼虫がマット表面に上がってきた時の事を考えて、上がってきてもフタに体が当たらない程度の余裕を持ってもらえれば大丈夫です。

マット表面が糞だらけで、幼虫がマット表面に上がってきていたら危険信号です!

食べるべきマットが無くなっているのかもしれませんので、早急に新しいマットに移してあげましょう!

 

マットの定期的な交換

マットを清潔に保つ為にも、定期的な交換をしてあげましょう。

マットの交換は最低このくらいの頻度で・・・という定義は正確には存在しませんが一般的には一ヶ月に一度くらいは・・・と言われています。

僕自身も一ヶ月に一度は交換をしています。

小ケースで単独飼育をする場合は、マットは2Lくらいで充分なのでそのくらいの量であるなら二週間に一度の交換する事もあります。

しかし、多頭飼育なのか単独飼育なのか、飼育ケースの大きさによってマットの量も変わってきますので、その人それぞれの交換頻度を見極めねばなりません。

一つの例ですが、僕自身はコバエシャッター(中)の大きさのケースに、幼虫3匹で飼育していますが、一ヶ月に一回は交換をしています。

コバエシャッター(中)くらいの大きさの飼育ケースで一匹しか飼育していなかったら、もっと長いスパンの交換でいいという事です。

カブトムシのマット交換の目安をわかりやすく解説しています!↓↓↓

コバエシャッター(中)で幼虫飼育3匹は問題ありません。大きさを確認してみてください↓↓↓

 

適度な湿度

適度な湿度はとても大事です。

乾燥と湿気過多はどちらも、幼虫のみならず成虫や蛹にも大敵です。

マットの湿気は最初が肝心で、マットの量やケースの設置場所によってはほぼほぼその後の霧吹きはいらないくらいです。

マットに加水をしてよく混ぜて、手で握った時に水がにじみでずに握った形が残り、けどその形もつつけばすぐに崩れる具合が丁度いいです。

稀に幼虫がマットの表面に上がってくる事がありますが、コレは何かしらの異常だと思ってください。

先にも書きましたが、幼虫は通常はマット表面には上がってきません。

まず疑うべきはマットの乾燥や湿気過多です。

乾燥であれば霧吹きで加水をし、マットを触ってみても乾燥をしてなさそうであれば、湿気過多を疑いましょう。

クワガタには越冬できる種類がいますが、それでも乾燥は天敵です!乾燥対策の霧吹きの頻度はどのくらいなのか?乾燥しにくくするにはどうすればいいのか?詳しく解説しています!↓↓↓

 

幼虫の扱いは丁寧に

黒点病は遺伝とも言われていますが、幼虫の体に傷が入りそこから細菌に感染してしまうケースもあります。

幼虫が過ごすマットは、土以外は入れない事が幼虫飼育の必須条件です。

それは幼虫にはマット以外は必要がなく、あると体を傷つけたり蛹室がうまく作れなかったりと、何もいい事がありません。

ですので、幼虫飼育ケース内には土以外はいれないようにしましょう。

そして幼虫の扱いには細心の注意をはらってください。

通常幼虫と触れ合う機会といえば、マット交換の時ぐらいかと思いますが、マットの上に落とすくらいでは幼虫は傷ついたりはしません。

しかし、幼虫をすくうスプーンなどで強く刺激してしまったり、人の爪で傷つけてしまったり、マット以外に落としてしまったりすると怪我をする恐れがあります。

幼虫を治療する方法はありませんので、扱いは丁寧にしてあげてください。

 

カブトムシの幼虫飼育の注意点

カブトムシの幼虫飼育において、特に注意をする事はなにか?と聞かれたら、僕自身なら絶対に「飼育マット」と答えます。

飼育環境の温度ももちろん大事なのですが、まずはマットです。

「黒くなる原因」の殆どがマット劣悪なマット環境によるものなのは、この記事を読んでくださった方ならわかると思います。

マットの環境を良くするだけでその他は殆どするべき事はありません。

マットさえ良ければあとは放ったらかしでも大丈夫ですが、マットが良くないとすぐに亡くなってしまいます。

幼虫飼育にはマットにだけは注意をしておいてください。

フジコンのバイオ幼虫扶養マットも一ヶ月に600点以上売れてます!安価でなので買いやすい!それでいて幼虫の食いつきも問題ありません!↓↓↓

 

無事に蛹に進化させよう!

今回の記事では幼虫が黒くなる原因とその対策を書いてきました。

幼虫はもろそうで丈夫で、丈夫そうでもろいです。

しっかりと正しい知識で飼育をしてあげれば、かなりの高確率で無事に蛹になってくれて、成虫まで進化してくれます。

自然界で生きてきてるのだからと適当に考えて飼育をしてしまうと、カブトムシにとって可哀想な結果に簡単になってしまいます。

自然界ではカブトムシは自分で生きる環境を選べますが、飼育下では選ぶ事ができません。

ですので、飼育者が最適な飼育環境を作ってあげないといけません。

正しい飼育知識を身に着けて飼育をしてあげましょう!

それでは最後まで読んでくださり感謝します!

他にもクワカブ飼育の記事を多数書いてますので、そちらも読んでみてください。

きっと沢山の飼育知識が身につくはずです。

できれば避けたい「羽化不全」について、防止するには?羽化不全になってしまったら?を詳しく解説しています。人工蛹室の作り方も解説してます!↓↓↓

ダニなどの害虫を自然の力で寄せ付けない、国産ひのき100%のkicoriyaのおがくずマット!カブトムシ飼育の天敵であるダニを予防したいならやっぱりおがくずマットです!!↓↓↓